延命水

 

安曇野市堀金烏川の山奥に、岩の隙間から北アルプスの雪解け水が滴り落ちる白糸の滝のようなところがあります。そしてその水は延命水と呼ばれています。

 

もちろん延命水はそのまま飲むことができます。長い時間をかけて濾過された水なので混じり気もない、純粋でキレイな水です。

 

延命水

 

岩肌には苔と水草がいっぱいに生い茂っています。この辺り一帯は水の滴る音と静けさが合いまって、ひんやりとしています。おそらく体感温度は5度くらい低いと思います。

 

延命水

 

一応水飲み場のようになっていますが、上から滴る水を竹でできた樋(とい)で受け止めているだけの単純な作りです。

 

最近、延命水の設備をリニューアルしたということですが…

 

実は最近、市民タイムズで、この樋を新しいのに交換したという記事を読みました。下記がその紙面の写真です。

 

延命水

(7月2日 市民タイムズより)

 

以前の樋とあまり代わった様子はありません。プラスチック製の清潔感のあるものと交換したと思っていたんですが、相変わらず竹のままです。写真はその記事です。

 

これが新聞の記事になる事自体スゴいですけどね。さすが田舎です。超ローカルすぎる話題です。

 

「憩いの場」なんて書いてありますけど、ほとんど人はいません。猿はよく見ますけどね。

 

延命水

 

結構竹製の樋は汚れているような…潔癖症の方は飲むのに抵抗があるかもしれません。水道水と違って塩素などの消毒液が入っていないため、余計に汚れやすいのかな?

 

しかし、安心してください。延命水の水質は定期的に安曇野市が検査していて、問題なく飲めるというお墨付きなんです。

 

ここから直接手の平で延命水を受け止めてゴクゴクと飲みます。

これがまた程よい冷たさで、美味しい!なんと贅沢な水なんでしょうか!体中に爽やかさが行き渡ります。延命水の名のごとく少し寿命が延びたような気がします(笑)。

 

ミネラルがどうとか詳しい成分は分かりませんが、どこまでも無色透明で混じり気もない、生まれたての純粋な水です。

 

せっかく来たので家から持参したペットボトルに注いて持って帰ります。これでこんばんはご飯を炊こうと思います。

 

近くには清流が、この水がまた美味しい!

 

延命水

 

すぐ道路脇には車を5台ほど停められる駐車場があります。もちろん平日なんで誰もいませんでしたけど。

 

その駐車場の奥へ降りると、これがまた延命水よりもキレイじゃないかっていうぐらいの清流があります。

 

この川の水、そのままゴクゴク飲むとこれがまた美味しい!延命水よりも多分美味しいのではないでしょうか?

 

ここでコーヒーなんて沸かしたり、日本茶を入れたりしたら旨いだろうなぁ…是非やってみたいと思います。

 

天然の川の水は飲んでもお腹をこわすことはありません

 

川の水なんて飲んでお腹こわすよ!って言う人がいると思いますが、それは多分ないでしょう。

 

水でお腹をこわす原因は合有するカルシウム成分によることがほとんどです。煮沸してもカルシウムの成分は壊れないので、例え沸騰させてもやっぱりお腹はこわします。海外で生水を飲まなくてもお腹をこわすのはそのためです。

 

延命水

 

山奥なんで住所なんてありません。

 

行かれる方は、日帰り温泉施設「ほりでーゆー四季の郷」を目指してください。さらに奥へ進むと写真のような看板が出てきます。

 

ここから延命水までは約4.2キロです。途中道も細くなり、車がすれ違うのも大変な場所もあります。

 

すぐ脇には熊出没注意の張り紙も

 

延命水

 

今年はいつもの年よりも熊の目撃情報が多いようです。やっぱりこの辺りにも熊が出るようです。

 

途中猿が何頭もいました。時々猿の群れに遭遇することもあります。

 

帰ってさっそく延命水でご飯を炊きました

 

延命水

 

帰ってから延命水でご飯を炊きました!

 

バカうま!って言いたいところですが、普段飲んでいる松本市の水道水で炊いたご飯とほとんど変わりませんでした(笑)。

 

気分の問題ですね。