迷子のインコ

(市民タイムズ2017年6月29日より)

 

松本市民が誇る超ローカル新聞、その名も「ザ・市民タイムズ」。

もちろんぼくも毎日かかさず読んでます。当ブログを書くにあたっていつも参考にさせていただいております。

 

とにかく地域の情報は細かすぎるぐらいでしかもタイムリー。いくら発行部数勝負の全国紙でも、市民タイムズの内容の濃さにはとても太刀打ちできないでしょう!

 

反面、ローカルすぎて全国的なニュースはほぼ無視です。政治?経済?国際情勢?ほぼ掲載されてません(少しは載ってます)。

 

サッカーといえば当然松本山雅です。勝っても負けても山雅だけです。他のチームの話題やJ2の試合結果などもほぼ載ってません。

 

月の購読料が安すぎるくらいで、毎日家に届けてもらうのが申し訳ないくらいです。広告が入っていないのも嬉しいですね。

 

まずは、本日のさわやかさんの顔写真から見るのが正当な見方

 

いつものように、最後の面に写真で出ている「さわやかさん」を見て、後ろから紙面をめくります。さわやかさんとは、この地域で働いている独身女性の職場での様子を顔写真付きで掲載しているコーナーです。

 

ドーンとアップの顔写真が載ってますから、今日の子は可愛いとか、イマイチなんて勝手に心の中で評価している男性も多いと思います。

 

ぼくのように移住してきた者はこの地域の独身女性は面識がないので、知り合いが載ることはまずありません。けれど、この地域で生まれ育った人は、知り合いが載ることで一喜一憂するんでしょうね。ちょっと羨ましい気もします。

 

インコの写真に目が釘付けに

 

で、思わず目が釘付けになる記事が!

松本市内で迷子のインコを保護!飼い主を待っているとのこと。

 

おじいちゃん、おばあちゃんが行方不明になると、時々市民タイムズにその情報が載ることがあります。けれど、ここまでデカデカと写真入りで掲載されることはありません。

 

さすが市民タイムズですね。インコの行方不明情報までここまで詳しく載せるとは!

 

松本空港ターミナルビル近くで見つかったということです。いつもエサと水はご主人様が出してくれるので自分で生きていく力は乏しかったんでしょうね。

きっとうずくまっているところを誰かに保護されたんだと思います(これは想像)。

 

そして警察署に落とし物として届けられ、こまったお巡りさんも、途方に暮れ、「そうだ、市民タイムズに載せてもらえば飼い主が見つかるかも!」ってことになったんではないでしょうか(これも想像です)。

 

(市民タイムズ2017年6月29日より)

 

こちらが迷子のインコの写真です。よく見るとインコのところだけカラー写真です。

上半身が青いのが特徴のようで、白と青のコントラストがオシャレです。首をかしげて心持ち不安な様子です。

 

この話題はこれで終了、どこからともなく飛んできたインコの飼い主なんてそうそう見つかるもんじゃないだろう…と、すっかり忘れ去ったつもりの話題でしたが、ナントなんと次の日の市民タイムズで衝撃のニュース!!!

 

どうせ見つからないだろと思いきや、迷子のインコ、飼い主と再会!

 

(市民タイムズ2017年6月30日より)

 

あ!あのインコだ!飼い主が見つかったんだ!

よかったよかった、外の知らない世界は怖かっただろうね。けどもう安心してね。

 

市民タイムズを見た近所の人から飼い主が知らせを受けて、松本警察署に保護されていることを知り、無事返されたということです。

 

名前は「そら」というようです。雌のインコで、上半身と羽根が空色をしているからこの名になったということです。

 

そらちゃん、3人姉妹の次の末娘のような存在だったといいますから、うーん、泣けるぜ!見つかってよかった!

 

飼い主は市民タイムズを購読していなかったのか、それとも紙面を見過ごしていたのか分かりませんが、細かな地域情報にさぞ感謝していることでしょう。さすが市民タイムズです。迷子のインコまで飼い主を突き止めるとは!

 

という市民タイムズ超ローカル情報でした。

 

市民タイムズにはこの辺りの観光情報が満載

 

観光で松本・安曇野に来られた方は、まず昼食で入った飲食店で市民タイムズを一読されるのをおすすめします。

 

インコの情報は必要ありませんが、この地域のイベント情報が詳しく掲載されているので観光する際の参考になりますよ。

 

松本市内であれば市民タイムズが置いてある飲食店は多いはずです。食事の際は是非手に取ってみてください。