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田舎に住んでいると、時々あまり嬉しくない物をもらうことがあります。

 

な、なんだ、これは!って都会の人は分からないと思いますが、これはふきのとうです。

しかも、花というか芽というか、かなり開ききってます。おまけに土もいっぱい付いていて、お世辞にも美味しそうではありません。中には茶色に既に変色しているものもあります。

 

嫁が職場でもらってきました。こういうのって断るワケにもいきませんしね。もらっておいて文句を言うわけじゃありませんが、きっと自分の家で誰も食べないので持ってきたんでしょうね。あるいは、しばらく置いといたら芽が開ききったのか…

 

本来、爽やかな苦味が春の訪れを感じさせてくれるはずですが、既に時季も過ぎていて、申し訳ないですが、マズそう…

 

ふきのとう

 

土がけっこうしっかりと付いているので、洗ってもなかなか落ちません。本当に食べれるんだろうか。かなり不安になってきます。

もっと早い時季のふきのとうであれば、天ぷらにすれば美味しいと思います。

 

黄色の花で満開になってしまった菜の花のようです。けれど菜の花の方がまだましかも。ぼくが知っているふきのとうは、つぼみのようにしっかりと閉じてると思ったんですけど。

 

昨年まで勤めていた会社の駐車場の隅に、毎年春先になると芽が出ていたのを思い出しました。信州では春先でも雪が降りますが、雪の隙間からちょこんと顔を出しているふきのとうは微笑ましくもありました。

 

 

一生懸命洗って、なんとか食べられそうなふきのとうだけ残しました。いただいた量の半分以下になりました。それでもまだ食欲をそそるような感じはしません。

 

 

さらに食べられそうなモノだけにしました。一握りのふきのとうになってしまいました。

 

せっかくいただいて申し訳ないような、残念なような、困ったような。義務的に義理で食べようと思ったんですけど、やっぱり無理かも。

 

これを全部食べたかどうかは伏せておきます。きっと美味しいふきのとうだったんだろうと想像に留めておきます。