- 投稿 2017/04/18 更新
- 松本市
松本市の市街地、並柳には弘法山古墳という昔の古墳が小高い丘のような形で残っています。そしてこの古墳、驚くことに全体が桜の木で覆われているんです。
桜の種類はソメイヨシノ、ヒガンザクラなどで、その数なんと4000本!一斉に咲くと山全体がピンク色に染まり、遠くからもよく目立ちます。高頭城址公園の桜が1500本といいますから数は倍以上ということになります。
この弘法山古墳一帯はは弘法山公園の名称で親しまれ、桜が開花すると「桜まつり」が開催されます。地元のローカルテレビ局であるテレビ松本はここから生中継を連日行います。
ちなみにテレビ松本は「テレ松」と呼ばれています。
公園の入り口から登山道のような遊歩道が整備されています。山頂までは結構急な坂道なので運動靴をはいて登るのがおすすめです。
遊歩道を15分ほどかけて頂上付近まで登ると視界がイッキに広がります。頂上付近は平日にもかかわらず人がいっぱいです。ほとんどが地元の方のようです。
山頂からの眺望は抜群で、松本の市街地を一望することができます。遠くには北アルプスの峰々が連なり、目前には桜がぐるりと囲みます。
ほぼ360度パノラマの素晴らしい眺望を楽しむことができます。これは一見の価値があります。
中央の山は毎度お馴染みの常念岳です。松本市内ならどこからでもこの山を眺めることができるので、松本のシンボル的な存在です。
少しだけ雲が出ていますが、雲がなければちょうど槍ヶ岳の尖った山頂が顔をだしているはずです。
しばらく雲がなくなるのを待っていたんですが、結局変わりませんでした。
頂上から北東側を眺めてみました。濃い青空と新緑の山並みが続きます。松本は周囲が山で囲まれた盆地にあることがよくわかります。
しかし、今日も松本は晴天です。ここ数日の曇り空が嘘のようです。
実はこの古墳、東日本では最も古い古墳の1つと言われています。山の頂上には石棺が収められていたような石室の名残のようなものも残っています。
みんな何も考えず踏みつけてますが、バチが当たるぞ!って自分も普通に上を歩いてました。
弘法山古墳から北側の方向にはまだ真っ白な白馬の山並みが見えます。
やっぱり田舎の田園風景はいいですね。市街地のところどころに田んぼが広がっています。もうしばらくしたら田植えも終わり、さらに緑が増えることでしょう。
シーズン中はライトアップも行われていて地元の人で賑わいます。松本の春の風物詩とも言える弘法山公園の桜まつり、是非一度お越しください。