- 投稿 2017/09/17 更新
- 北信(長野県の北部)
たしか2015年だったと思いますが、テレビ東京系で放送されているアド街ック天国という番組で長野県の小布施町が紹介されました(ぼくは見てないので詳細はわかりませんけど)。
小布施といえば栗で有名です。秋の行楽シーズンともなると全国から大勢の観光客がバスを連ねてどっと押し寄せます。
お目当てはもちろん栗です。栗おこわ、栗ようかん、栗のケーキ、アイスクリームなどなど、地元で採れた栗を使った食べ物が観光客を迎えます。
そんな中で、最近話題で、食べにくる人が耐えないのが小布施堂の朱雀です。アド街ック天国で一昨年大々的に紹介され、それ以来食べるのが超困難な小布施の名物となっています。
実は今回掲載した朱雀の写真は、ぼくが2012年の10月に食べに行った時の写真です。当ブログをご覧になっている方より朱雀のことを知りたいというメールを個人的にいただいたので写真を掲載することにしました。
朱雀はなんと1,500円!大人気で500円も値上げ
ぼくが食べに行った2012年当時の朱雀は1,000円でしたが、今はナント1,500円もするんですね!宣伝広告費がかかっているとはいえエラく値上げしたもんです。
当時も小布施堂の朱雀は知る人ぞ知る人気商品で、朝早くからお店の前には行列ができていましたが、午前中早めに行けばなんとか食べることはできました。
昨年友人が、朱雀を食べたくて小布施堂へ行ったところ、平日の朝8時についたら既に当日の整理券は配布終了していたということでした。なんと早い人は朝の3時から並んでいるとのことです。しかも関東方面からはるばる大勢の人が来ているということでした。
今年も9月15日から小布施堂で朱雀の販売が始まったばかりですが、まだ昨年の余韻冷めやらず、早朝から相変わらずの大行列だということです。
朱雀の素材は純粋に栗100%、砂糖などは一切使っていません
一見モンブランのようですが全く別物です。朱雀の素材は栗100%、砂糖などの味付けは一切使っていません。それが人気の秘訣です。
食べてみると全然甘くありません。これは栗です。紛れもなく栗そのものです。甘い甘くない、美味しい美味しくない、そんなことはどうでもいいです。ただ純粋に栗の味がします。
中心には栗餡があります。その上に栗をモンブランのように搾って盛ってあります。中心の栗餡もたしか甘くなかったような記憶があります(今は甘いかもしれません)。
美味しいと言えばたしかに美味しいです。栗本来の天然の甘みが、これでもかっていうくらいドーンと次から次へと押し寄せてきます。
正直なところ、小布施堂の朱雀は食べているとかなり飽きてきます
しかし、食べていると正直なところ飽きてきます。栗が木の実ということもありズッシリとお腹にくるんです。最初に一口食べた味がずっと続きます。半分くらい食べるとお腹いっぱいになって残したくなります。周りを見ると年配の人は残している人が目立ちました。二人で1個でもちょうどよいくらいです。
同じ味の連続は単調なので塩辛いものが欲しくなってきます。梅干しとか味噌汁があればちょうどよさそうです。お茶が付いてますが口直しには全然足りません。
無理に、「わー美味しい!」なんて言う表現は朱雀には似合わないですね。朱雀は美味しい美味しくないというモノではなく、栗本来の味を贅沢に堪能できる純粋な栗そのものです。
栗が好きな人は一度食べてみる価値は十分あります。
けれど、朝の3時から小布施堂の前で並ぶのは勘弁願いたいですね。もう少しブームが去ってからの方がよさそうです。
それでも強行して小布施堂へ朱雀を食べに行きたいという方は、平日でも朝7時くらいには到着しないと整理券がもらえないそうです。
それから、小布施堂の朱雀は搾りたての栗をその場で味わってもらうため、お持ち帰りができませんのでご注意ください。
しかしテレビの影響ってスゴいですね。