- 投稿 2017/04/21 更新
- 南信(長野県の南部)
ちょうど夕方近くまで桜見物を楽しんでいたので、ついでに高遠城址公園の夜桜も楽しむことにしました。
東京では、日中の気温が26度を超える夏日を4日連続で記録していたようですが、まだまだ信州は肌寒い日が続きます。夜は10℃を下回っているのでひんやりと寒く、上着が必要なくらい寒かったです。
桜まつりの期間中は、夜間ライトアップやボンボリが桜を照らします。
幹や枝は黒いのでほとんど光を反射しませんが、桜の花だけが光を浴びて闇夜に浮かびあがります。光の角度によっても花が濃く見えたり薄く見えたりするので昼間よりも立体的に見えます。
まさに幻想的という言葉がピッタリの夜桜を演出して見せてくれます。
高遠城址公園の桜は、「タカトウコヒガンザクラ」と言われ一般のコヒガンザクラやソメイヨシノよりもピンク色が濃いのが特徴です。
そのためライトアップされるとより一層ピンク色が濃くなります。闇夜に浮かぶ桜の花はさらにさらにピンク色が濃く感じられます。
ボンボリの明かりで艶やかに彩られ、まさに大人の夜桜といった感じです。
しかし、夜になって人が減ると思っていたんですが、イヤイヤ全く違ってました。
さほど昼間は車も混んでいませんでしたが、ライトアップに時間に合わせるかのごとく大渋滞となり、城内も人でいっぱいになりました。
桜雲橋も人でいっぱいです。頭のすぐ上まで桜の枝が延びています。ライトアップされた桜に包まれて一番の夜桜のポイントと言えます。
桜雲橋の下にも降りられるので是非見上げてみてください。絶景ですが、ただし人でいっぱいです。
昼間はあまり気にしていませんでしたが、桜雲橋から見下ろした所にある池の水面には桜が写っていました。夜になって水面が暗くなったので、桜の花びら一枚一枚まで見分けられるほどはっきりと浮き上がっています。
とにかく寒く花冷えの夜桜でしたが、やはり高遠の桜は噂通り「天下第一の桜」でした。夜桜が特におすすめです。
午後7時頃帰ったんですが、駐車場に入ってくる車ですごい渋滞していました。できたら平日に訪れたいですね。サラリーマン辞めて良かったぁ、と改めて実感しました。