小布施の松仙堂

 

今回紹介するのは小布施にある松仙堂という栗菓子のお店です。実はこの松仙堂、知る人ぞ知る小布施の名店で、地元の人はここへ買いにきます。

 

小布施の栗菓子というと、真っ先に思い浮かべるのが小布施堂、桜井甘精堂、竹風堂です。長野県の栗菓子の御三家とも呼ばれています。

 

御三家はやはり観光客相手なので見た目と包装紙は立派ですが、中身は普通の栗菓子です。値段も高めです。小布施だけではなく長野駅でも買えますし、東京でも買うことができます。

 

先日も当ブログで紹介したように、小布施堂の朱雀は全国的にも有名になってしまい、朝の3時から行列ができているといいますから驚きです。

(参照:テレビで紹介されて話題になった小布施堂の朱雀

 

栗林の間の細い路地を抜けると松仙堂を発見

 

小布施の松仙堂

 

小布施は毎年この時季、街中が大渋滞になります。道が県道1本しかなく、しかも大型のバスが何台も連続して交差点を曲がったりするので、そりゃ大変なことになります。

 

来月の10月の3連休なんて行くもんじゃありません。街中大渋滞になると思います。

冬は閑散としていて、ガラガラなんですけどね。

 

松仙堂は少し小布施市街地から外れた栗林の中にあります。途中から看板が出ているので迷うことはないと思います。

 

ふと頭の上を見上げると、よく実った栗が顔を出しています。手を延ばせば簡単に取れそうです。

 

小布施の松仙堂

 

こちらがお店です。普通の民家を改装しただけの簡素な店なので決して目立ちません。

平日とはいえひっきりなしに人がやってきます。地元の人も観光客の人もいます。意外と知られているんですね。

 

小布施の松仙堂

 

店内の様子です。栗かのこ、栗ペースト、栗まんじゅうが所狭しと並んでいます。

商品の種類はかなり豊富です。

 

松仙堂は100%小布施産の栗を使った栗菓子

 

松仙堂の栗菓子

 

こちらが今回買った栗菓子です。純栗ペースト、純栗茶巾しぼり(空蝉)、純栗ようかん、栗もなか(雲居の雁)です。値段も若干安めです。

 

これが一番大事なポイントだと思いますが、松仙堂で使っている栗は100%小布施産なんです。他の店がどうかは定かではありませんが、100%小布施産とはうたっていません。

 

ぼくの想像では、御三家でも味付けがしてある栗はいくらか地元産以外の栗を使っていると思います。

 

こちらが純栗茶巾しぼり(栗かのこ)、素朴な味わいがいい!

 

松仙堂の栗かのこ

 

こちらが栗かのこです。小ぶりで、手作り感いっぱい。控えめの甘さは栗本来の味がして美味しい!小布施の栗をよく味わって食べましょう。

 

少し時間が経つとカリカリになってしまうのでお早めにどうぞ。

 

栗もなかは皮がサクサク、栗餡は本来の味がして旨い!

 

栗もなか

 

こちらは栗もなかです。実はぼくの母が大のもなか好きです。これをお土産に持って帰ったら感動していました。

 

ペラっとしたこの姿がなんとも言えず可愛いんです。

 

栗もなか

 

割ってみました。

 

栗の粒などは入っていません。純粋に栗を練った栗餡です。

 

これがまた美味しい!いやぁ参った、参った。本当の栗ですよ!栗ファンの方なら是非食べてみてください。

 

純栗ペーストも美味しいですよ!

 

松仙堂の純栗ペースト

 

着色を一切していない栗そのものの色です。砂糖不使用とまではいきませんが、栗本来の深い味わいを楽しめます。

 

同じような商品は他の店へ行っても売ってますが、値段が高いんですよね。松仙堂の純栗ペーストは良心的な値段です。

 

ぼくも松仙堂については最近まで知りませんでした。けれど一度食べてみるとその美味しさがよく分かります。御三家を食べ尽くした方、次のターゲットはここですよ。

 

栗おこわは予約しないと買えません。予約が入ったら作るようです。是非一度食べてみたいものです。

 

普通に売ってるお土産用の栗おこわの栗は妙に甘いんですよね。あれは多分味付けした◯国産の栗を使っているのではないでしょうか。

 

松仙堂には駐車場はありますが、4台ほどしか停められないので、土日になると混むと思います。行くまでの道が細いので要注意です。観光バスは間違いなく行けないような所にあります。

 

本物の味をいつまでも守ってほしいです。

 

松仙堂:長野県上高井郡小布施町飯田607

電話:026-247-3262

 

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