長峰山山頂からの絶景

 

松本・安曇野の桜もほぼ終わりを告げ、地元のローカル新聞でも桜の話題は少なくなりました。毎年のことですが春はいつも駆け足で過ぎ去っていきます。

 

ところが、標高の高い所にある桜はまだまだ満開のようです。安曇野市にある長峰山の山頂付近ではまだ桜が満開ということで、さっそく行ってきました。

 

長峰山の標高は933メートルですから、松本・安曇野ではそんなに高い山というわけではありませんが、手軽な登山コースで人気なんです。

 

さっそく歩いて…と言いたいところではありますが、車で山頂まで行ってきました。

山頂まで行くと、おぉ!絶景かな!絶景かな!満開の桜越しに遠く北アルプスが見えます。

 

長峰山山頂からの絶景

 

ここから眺めた景色はマジで絶景!都会ではまず見ることができない素晴らしい景色が広がります。

 

手前に犀川(さいがわ)が流れています。このわずか数キロほど上流(左側)で梓川と奈良井川が合流して犀川になったばかりです。

 

水を張る前の田んぼと安曇野の集落が広がっています。そしてその奥には北アルプスがそびえるように連なっています。

 

小学生の頃、社会科の授業で「北アルプスと南アルプスと中央アルプスは日本の屋根」と習ったことを思い出しました。

 

こうして遠くから一望すると「日本の屋根」その様子がよくわかります。

 

長峰山山頂からの絶景

 

右手には大町市、長野市に広がる白馬の山々も見えます。松本からさらに北に位置するのでまだ雪が多く残っています。

 

長峰山山頂からの絶景

 

アップにしてみました。

しかし日本の山はキレイですね。どっしりと構える姿は見る者を魅了します。

白馬はこの時季雪崩が多いので気をつけましょう。

 

長峰山山頂からの絶景

 

長峰山は登山道もあるんですが、便利なことに山頂まで車で行けるんです。松本から長野市方面へ唯一つながっている国道19号線を左にそれると、約15分ほどで山頂へ到着します。

 

山頂付近には駐車場があります。平日であれば訪れる人も少ないのでおそらく空いているはずです。

 

長峰山山頂には展望台があります。地元で採れた木材でできているということです。中に入るのはもちろん無料です。

 

長峰山山頂からの絶景

 

展望台からの眺めです。ホント絶景です。そして、限りなく限りなく静かです。

 

周りに遮るモノがないので風が心地よく展望台を吹き抜けていきます。とは言ってもこの辺りは天候がいつも良いので、標高の割には穏やかな風です。

 

ここを訪れるのは3回目ですが、いつも晴れています。って言うか晴れた日を狙っていつも来てますけどね。

 

長峰山山頂からの絶景

 

なんと、この長峰山山頂には、1970年に井上靖、川端康成、東山魁夷の巨匠が3人一緒に来てるんです。これは超驚きです。その当時の写真が残っています。

これは長峰山にとってはスゴい誇りです!

 

途中、車ですれちがうのがギリギリの細い道がありますので、運転に慣れていない人は注意が必要です。とはいうものの待避所も多くありますので、心配するほどではありませんけどね。

 

静かな静かな、長峰山山頂でした。