- 投稿 2019/05/10 更新
- 北信(長野県の北部)
どうです?見事な橋ですよね!
長野県小谷村(おたりむら)にある姫川橋は、昭和14年に完成したコンクリート製のローゼ桁と呼ばれる橋です。3連続のアーチが美しいですよね。脚線美というか流線型がなんとも優雅です。
しかし、昭和14年っていうと第二次大戦の前です。よくこんなコンクリート製の橋を作ったものです。
場所は、姫川第三ダムを目指していくと見つけやすいです。国道148号線、長野から新潟へ向かうと、小谷温泉口の交差点を左折してすぐです。
小谷村は豪雪地帯としても有名ですが、橋と鉄橋が多いことでも有名なんです。
どうしてこんなに橋や鉄橋が多いのかというと、小谷村の中央には南北を貫く姫川が流れていますが、主要な国道でもある148号線とJR線が姫川沿いに建設されているからです。
地形が平坦でまっすぐな川であれば橋は少なくて済みますが、なんといっても山岳地帯です。姫川は激しく蛇行しているので、どうしても国道と線路は何度も姫川の左右をまたいで作られています。
しかも一級河川なので川幅もあり、その度に大掛かりな橋になってしまいます。
実際に国道を走っているととにかく左右に橋や鉄橋が目立ちます。
しかも、そのどれもが古いものばかりで、現代的な建築遺産ともよぶべき橋が多くあります。
屋根付きの橋も珍しくありません。ぼくが写真を撮っているのも橋の上です。老朽化してコンクリートがところどころはげています。
こういった屋根付きの橋を見ると、映画「マジソン郡の橋」を思い出しますね。
姫川温泉へ向かう途中で見つけた橋と鉄橋です。
よく見ると4本の橋が連なっています。奥に3本、左に1本。