• 松本市

馬場家住宅と菜の花

 

松本市の内田という地区には重要文化財である馬場家住宅があります。

 

松本は城下町ということもあり市内には松本城を中心として旧武家屋敷が点在します。しかし、この内田という地区はどちらかというと人里離れた市街地にあたります。どうしてこのような人里離れた場所に豪邸を建てたのかなぁ…って思うような場所です。

 

今回は馬場家住宅の内部を紹介するのではなく、その目前に広がる菜の花を紹介します。

 

馬場家住宅と菜の花

 

背丈ほど伸びた菜の花が馬場家住宅の目前の斜面にひろがります。そしてその遥か先には北アルプスが広がります。

 

ほぼ無風状態だったので風に揺られることもなく直立した状態の菜の花は凛々しくもありました。

 

しかし菜の花というものは、クレヨンのように混じり気のない黄色と茎の緑色が一体となって模様を描いているのが美しいですね。晴れているとさらに空のブルーが加わって、まさに自然が織りなす原色のパレードといった感じなんでしょうけど。

ちょっと天気が悪かったので残念ですが、晴れているとこの辺りから眺める景色はホントに綺麗なんです。

 

馬場家住宅と菜の花

 

すぐ近くには御神木のような大木と鳥居と祠があります。

 

松本市内にはこういった小さな鳥居とミニ神社のようなところが無数と言っていいほどあります。田んぼの畦道にあることもあります。

 

馬場家住宅と菜の花

 

馬場家住宅は、江戸時代末期の1851年に建築された主屋と1859年に建築された表門(写真)、左右門長屋があり現存します。かつて甲斐の武田信玄の家臣が武田家の滅亡を機にこの地へ来て、定着したといわれています。

 

その重要文化財でさる表門の前にはピンク色が鮮やかな芝桜が広がります。

黒を基調としたどちらかと言うと重い感じの門や塀と、ピンク色が地面に広がった芝桜の様子が対照的です。

 

馬場家住宅と菜の花

 

周りは斜面が広がっているため田んぼは少なく、畑が広がっています。民家はほとんどありません。

 

松本の観光地としてはあまりメジャーじゃないので訪れる人もまばらです。この日は朝早かったこともあり近所の人が数人散歩をしていました。

内部は別の日に詳しく紹介したいと思います。