- 投稿 2017/05/03 更新
- 中信(長野県の中央)
松本市に接する塩尻市の洗馬(せば)では一面畑が広がり、ちょうど今の時季は春作レタスの収穫の最盛期を迎えています。
丸々と育ったレタスが整然と列をなしています。スーパーで売られているレタスは形も整っていて、もっと色が薄いんですが、収穫直前のレタスは葉が広がって色も濃い緑です。
レタスと言えば長野県の川上村が有名です。ダンボールに「長野県川上村産レタス」と書かれて、そのまま売り場に陳列されているのをよく見かけます。
川上村と言っても特に有名な場所ではありませんが、「長野県」というだけで何となく涼しい高原のイメージがあり、そこで採れたレタスということで人気があるんだと思います。
田舎でよく見かける軽トラを使ってレタスを運搬します。家族総出で早朝から収穫です。
レタスは、塩尻の野菜生産高の約70%を占める塩尻の代表的な作物で、収穫量は年間約14,600トンで県内第3位の生産量だということです。
そういえば塩尻ではあまり田んぼなどは見かけません。この近辺にはブドウ畑も多くあるので、稲作には向いてないんでしょうね。
何と言ってもこの地域は晴天の日が多く日照時間が長いのが特徴です。そして朝晩の寒暖の差もあるため、パリパリと食感が豊かで甘みを含んだレタスが育つということです。これってワインの原料となるブドウの生育に適した気候と一致しますね!なるほど納得です。
塩尻というと最近はワイン作りも盛んで、有名なワイナリーもいくつかあります。全国的な知名度になるにはまだまだこれからと言った感じです。頑張れ!塩尻産のレタス、そしてワイン!
よく見ると帯状に茶色っぽい紫色をしたレタスが並んでいます。
これはサニーレタスです。焼肉をくるんで食べるあのちょっと柔らかいタイプのレタスです。
レタスを収穫したら次は何を植えるのかな?
この辺りは松本から塩尻に抜ける裏道として時々通りますが、以前ここを通りかかった時に突然雹(ひょう)が降ってきて焦りました。確か今ぐらいの時季だったと思います。
ニュースで農作物が被害を受けたとか聞いた覚えがありますが、ひょっとして収穫前のレタスたったのかな?