- 投稿 2017/05/07 更新
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連休中は、久しぶりに嫁の実家がある東京へ帰省しました。もっともサラリーマンを辞めて完全な自由業なんで毎日が連休なんですけどね。
松本出身のデザイナーである草間彌生さんの「インスタレーション」が、GINZA-SIXという新しくできたビルに飾ってあるということで、さっそく見に行ってきました。
インスタレーションとは「展示空間の壁や床に、空間と有機的な関係を持つよう立体作品を設置する方法、ないしはその作品を指す」ということだそうです。はじめて聞いた言葉です。
ビルの中に入ると、中央部分が6階までドーンと突き抜けた吹き抜けになっています。そこから白地に赤の水玉模様のついたカボチャのオブジェがぶら下がっています。カボチャはアドバルーンのように空気で膨らんでいます。
エスカレーターで上の階へ上がって行くにしたがってカボチャが近ずいてきます。
ビル内はレンガ色っぽい壁と間接照明のため落ち着いた大人の空間を演出しています。ここに赤と白のカボチャはちょっと場違いな雰囲気がしないでもありません。
やはり期間限定のインスタレーションということで、時期が来たら取り外すということでした。少し納得しました。
4階まで行くとかなり目前まで迫ってきます。
草間彌生さんが生まれ育った松本では、市役所が先頭に立って草間彌生さんのことを応援しています。市内には水玉模様のバスが走り、松本市美術館には常設展示場もあるくらいです。
そして松本市美術館の入り口には草間彌生さんが作った大きなオブジェも展示してあります。
そのオブジェはグリーンを下地にカラフルな水玉と、ところどころに目立つ黒字の縁取りが特徴で、城下町の落ち着いた雰囲気にはあまり溶け込めないようなデザインです。まぁ人それぞれ感性が違うと思いますが、そのオブジェが「汚い」とか「醜い」なんて評判も結構あったりします。
城下町の街並みの様子や北アルプスの山々を表現するような芸術家がいれば応援して欲しいものです。
最上階の6階からは、作品を見下ろすことができます。
松本市も草間彌生さんの作品には当初批判的だったんですけどね。世界的に有名になったため、態度を改めて今では全面的に応援しているようです。
いっそのこと「松本市が生んだ日本のピカソ!」なんてキャッチフレーズでも使えばいいのに。
おぉ、スゴいですね!真っ赤な髪と口紅、ついでに服も赤。センスが良い悪いは別としてインパクトのある写真です。
「永遠の永遠の永遠だぁ!」って聞こえてきそうです。
どうでもいいことですが、彼女の実家の前をよく車で通ります。松本市を駅前の混雑を避けて北から南へ向かう際の抜け道なんですよね。