
テレビ東京系列の番組で紹介されて、あっという間に全国的にその名が広まった小布施堂の朱雀を食べに行ってきました。
毎年秋の栗の収穫時季だけここ小布施でしか食べられない朱雀ですが、2018年は9月15日からスタートしました。
栗の収穫時期だけの期間限定、当然ですが栗の収穫にあわせて数量も限定、東京や大阪などでは食べられず、ここ小布施堂の本店と本宅以外では食べられないという様々な希少性が重なって一躍大人気になりました。
テレビで紹介されたのが2015年ですから既に3年は経っています。それでもまだこれだけ人気あるなんてテレビの影響力ってスゴいですね。もちろんお金を払った上でのPRであることは間違いないんでしょうけど…。
しかもテイクアウトも出来ずここで食べるしかありません。わざわざ信州の山奥の小布施町まで来て食べるしかないという超レア商品なんです。
10:30に来て、14時予約の朱雀券をゲット!

この日は平日だったんですけど、午前10:30に小布施堂に到着して、予約がとれたのが午後2時でした。最終が午後2:30ですから多分ギリギリだったと思います。
その場で1食1,500円を払って朱雀券をもらいます。
まだ朱雀ははじまったばかりだったのでなんとか間にあいましたが、もうしばらくしたらとても10:30じゃ予約は取れないと思います。
とにかく朱雀は大人気商品です。以前数年前に朱雀を食べに来た時は土日でも少し並ぶ程度で食べられたんですけどね。今は早朝から観光客が大行列を作ります。
土日ともなると大挙押し寄せて早朝から行列ができます。朝5時から行列ができて朝7時には予約完了になる日もあるといいますから驚きです。
何も知らない人が小布施堂へ昼ぐらいに来て「あのぉ、朱雀を食べたいんですけど…」と店員に聞いてる光景を頻繁に目にします。
店員から混雑ぶりを聞いて予約困難であることを知ると「ひえ~そうなんですね!!」と驚いて愕然として帰っていきます。
朱雀を食べる予定で小布施へ観光に来る人!よほど覚悟を決めて早朝から来ないと食べられませんよ!
平日なら8時くらいならなんとか間にあうかもしれませんが、土日祝日ともなると朝6時には現地に到着して並ぶ必要がありそうです。早い人で5時から並んでいます。
とにかく朱雀の予約は非常に困難です。食べたい人は早朝から並ぶ必要があります
3時間待って古めかしい木造の本宅で朱雀を食べることに

築100年ほどは経っていそうな古い古民家で味わいます。2階もありますが、階段が急なのでお年寄りや足が不自由な人は困難です。
全席畳張りでイスなどはありません。ここで正座するかあぐらをかいて朱雀をいただきます。

待つこと約10分、ようやく朱雀が目の前に現れました。
色はあくまでも天然の栗の色をしたまさに「栗色」です。その場で栗を絞っているので粉っぽさがあるワリにはほとんど乾燥していません。
しかし、数分もすれば乾燥してひび割れてパサパサになってきそうなことは容易に想像できます。それで朱雀はこの場で食べるしかないんですね。
運んできた女性の店員に聞いたんですが、本日は地元小布施産の栗100%だということです。日によっては小布施以外の栗を使うこともあるということです。
やっぱり味云々と言う前に、地元小布施の栗を食べたいですよね。本日はとりあえず小布施産栗100%ということを信じていただきます!
味は単調なので食べてると飽きてくる

朱雀を実食!味は決して「めっちゃ美味しい!サイコー」というワケではありまさえん。
小布施の栗は基本的にあまり甘くありません。その味を忠実に出しているようで、とにかく天然の栗の味しかしません。甘いパンケーキなどのスゥイーツを食べ慣れている人にはおそらく物足りないでしょう。
パサッとして粉っぽい感じがしますが、それが飲み込みづらくて食べ続けるのが苦しく感じられることもあります。しかも結構な量です。単調な味の連続で、食べてると次第に飽きてきます。
そのため周りを見ていると意外と残す人が多くいます。せっかく並んで食べたのにもったいないですね。
朱雀の中心部分には栗の餡が入ってますが、これが異常なほど甘い!おそらく砂糖が入っていると思いますが、これは飽きさせないためのアクセントですね。甘みの少ない周りの栗と一緒に食べると飽きずに最後まで食べ続けることができます。
感想としては栗本来の味を楽しめることができて満足です。周りのモンブラン状になっているところは、とにかく栗の味しかしません。
小布施の観光シーズンははじまったばかりで観光客もまばら

ここは観光バスを停めるターミナル付近になりますが、まだ秋の行楽シーズン前で車も人もまばらです。
10月の連休ともなると付近は大渋滞になります。少し歩けば駐車場はいくつかあるので車で来てもほぼ大丈夫ですが、訪れる人はそれなりの覚悟が必要です。とにかく多くの人で賑わいます。夏の軽井沢みたいになります。
冬はガラガラでほとんど人なんていないんですけどね。
田舎では珍しい芸能人と遭遇!一緒に記念撮影

歩いていると芸能人と遭遇!レッド吉田さんです。おそらく取材で来られていたんでしょうね。朱雀の取材にでも訪れたんでしょうか?
とっても感じの良い方で一緒に写真を撮ってくださいました。背がスラーッと高く、スーツがとってもお似合いのカッコいい男性でした。
ホント、ホント、ありがとうございます!田舎ってなかなか芸能人と遭遇する機会なんてないんで、なんかメッチャ嬉しく気持ちの良い一日でした!