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黒部ダム

 

黒部ダムと聞くとやはり富山県を連想される方が多いと思いますが、実は長野県ともほぼ接してしており、安曇野市のお隣の大町市からも黒部ダムへ行くことができます。

 

ということは松本市からも意外と近い観光地なんです。ちょっと前に黒部ダムを訪れた時の写真を中心にその魅力を紹介します。

 

黒部湖駅

 

長野県側から行くと、トロリーバスで黒部ダムまで行きます。そのまま富山県側へ行くときは黒部湖駅から黒部ケーブルカーに乗ります。

 

ダム巡りがひそかなブームになるくらい最近はダム見学が人気です。ぼくが行ったときも天気が良かったこともあり大勢の人で賑わっていました。

 

大型のダムはほとんどが山奥にあるので、周囲は美しい自然に囲まれています。そのためハイキング気分で来られる方がほとんどのようです。

 

みなさんご存知の通り、かの有名な石原裕次郎が主演する「黒部の太陽」の舞台となったこともあり、全国の映画ファンたちからも注目を集める観光スポットとなっています。

 

黒部ダムは昭和38年に完成した日本最大の水力発電

 

黒部ダム

 

黒部ダムは日本最大級の水力発電用ダムです。まずそのスケールの大きさに驚かされます。というか圧倒されます。

 

高さは186mと日本一のダムで、世界でもトップクラスにあげられます。富山県で最も高い構築物でもあるということです。

 

黒部ダムは昭和31年から建設がはじまり、延べ1,000万人もの人手により、7年もの歳月を経て完成したといいます。

 

本来の目的はもちろん水力発電ですが、既に発電は昭和36年からはじまっているといいますから驚きです。東京オリンピックよりも前のことです。

 

全くに古さは感じられません。それどころか現代建築の美しささえ感じます。特にあのダム特有のコンクリートが描く曲線美は美しすぎます!

 

間近で見るとただ大きいというだけではなく、その洗練された美しさにも目を奪われます。

 

見逃せないのは圧巻の観光放水

 

黒部ダム

 

ここに来たならまず見逃せないのが観光放水です。今にもコンクリートの壁をぶち破らんとばかりに水しぶきを上げながら激しくほとばしります。いったいどれくらいの水量なんでしょうか?想像もつきません。

 

これを見たら毎年100万人もの観光客でにぎわう理由がよくわかります。これは一見の価値ありです。

 

天気の良い日は時間帯にもよりますがしぶきをあげる水の中にかかる虹の姿を見ることができるそうです。四季折々の大自然の姿とともに訪れる人たちの目を楽しませてくれます。

 

どうです?圧巻でしょう!ダムの通路に人が歩いているのが見えますが、ほとんど点です。それだけこのダムが大きいということです。

 

黒部ダムはの日本の水力発電の一番の要であり、その建造に際しては多くの人の命が犠牲になりました。

 

そんなこともふと頭をよぎると楽しんでばかりもいられない気分にもなり、偉大な建造物を残してくれた事に対して感謝しなければならないとふと思いました。

 

どうかこれからの日本の未来も見守ってください、少し感慨にふけった次第です。偉大な先人たちに感謝です。

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