年別:2017年
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新村のコスモス畑

 

最近は道路脇にコスモスの種を植えて、キレイなコスモスの花がずっと道沿いに続くコスモス街道なるところが随分増えたような気がします。

 

しかし、コスモスって咲いている期間が長いんですね。夏の終わりを告げる9月ごろから満開になるところもあれば、11月ごろまで咲いているところもあります。

 

もちろん種を撒く時季をずらすことによってある程度開花の時季はずらすことができるんでしょうけど、10月の中旬を迎え日中でも寒くなりつつある今頃季に咲いているコスモスを見ると少し気の毒でさえあります。

 

新村の畑の後地で20万株のコスモスが満開

 

新村のコスモス畑

 

そんな中、松本市の新村の農地でコスモスが満開になっているということで行ってきました。

 

実は快晴になる日をずっと待っていたんですけどね。青空を背景にコスモスの写真を撮りたかったんですが無理そうです。晴れていれば背景に雄大な北アルプスが写るはずなんですけど…常念岳も霞んでいます。

 

今日も晴れたり曇ったりのあいにくの天気、なかなかスカッと晴れませんね。

 

北海道では平地でも初雪が降ったとか…太平洋側ではなにやら台風が発生して、日本を直撃しそうだとか…変な天気で、あまり外出する気もおこりませんが、とりあえず少し晴れ間が覗いたのでデジカメ片手に行ってきました。

 

場所は筑摩高校の西側の農地になります。かなり広大な敷地に咲いているので、行けばすぐにわかると思います。

 

広大な敷地は70アールといいますから、7000平方メートル、つまり約83メートル四方の広い敷地一面に20万株のコスモスの花が咲いています。

 

地元農家でつくる「くれき野生産組合」が平成16年からほぼ毎年育てているということです。麦を収穫した後の畑に、今年は7月頃コスモスの種を撒いたということです。

 

新村のコスモス畑

 

しかし、コスモスの花って可憐で可愛いですね。茎が真緑色をしていて、スッキリと真上にに向かって細く元気に伸びています。そして1番上についた花の重みに精一杯耐えながら、秋風に揺られて右に左にゆらゆらとなびいています。

 

花の色は純白、紫、ピンクなどなど。真ん中がちょこんと黄色に染まっていますが、決してカラフルとはいえません。どの花も同じように協調した色合いのように見えますけど、よく見ると色の濃さや花びらの大きさが違って個性豊です。

 

ゆっくりと見ていると落ち着きますね。すっかり日本の秋の花として定着していますね。春は桜、秋はコスモスといってもいいくらいです。まだ当分楽しめそうです。

 

コスモスは摘み取りOKということです

 

新村のコスモス畑

 

道路側に面したところに看板が出ています。このコスモスは摘み取りOKということです。数人カメラ持参で写真を撮っている人がいましたが、誰も摘んでいる人はいませんでした。

 

そう言えば、あまり生花でコスモスを使っているところを見たことはないですね、すぐにダランと萎れてしまうからかな?

 

足元はぬかるんでいるので、奥まで入る際は注意してください。

 

新村のコスモス、まだしばらく楽しめそうです。

 

帰りにまた堀金物産センターに寄って昼食

 

かあさんのおむすびの店

 

で、お腹が空いたのでいつものように堀金物産センターにあるかあさんのおむすびの店へ行きました。迷ったらいつもここでお昼ごはんです。

 

ミニソースカツ丼とそばのセットで650円、ついでにトマトと野沢菜もついています。これはなかなかいける!

 

さすが平日はお客さんも少なめです。これから雪の時季になると増々お客さんは減るでしょうね。

 

今日ものんびりとした1日でした。

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松本少年刑務所松本矯正展

 

2017年10月14日、今年も松本少年刑務所にて松本矯正展が開催されました。

 

松本少年刑務所内で行われる一種のお祭りで、刑務所内の日々の活動や施設内を地元の人に公開して、理解してもらおうというイベントです。

 

普段一般の人では絶対に入れないような刑務所の施設を案内してくれるんです。これは必見です。

 

松本矯正展告知ポスター

 

松商学園の女子生徒によるバトントワラーの実演や、地元の地下アイドルのステージ、よくわからない地元の着ぐるみ(はいぶりっこちゃん)のショーなども開催されます。

 

既に21回めになるんですね。朝1番で行ったんですが、地元の人達で賑わっていました。

 

事前告知ポスターが市内のいろんな場所に貼ってあるので、結構知名度はあるようです。

 

松本刑務所での受刑者の日々の生活を見学できます

 

松本矯正展は単に即売会や農産物の直売所があるだけではなく、実際に刑務所の内部の様子や受刑者の日々の暮らしを見学することができます。

 

受付で携帯電話やカメラを預けた上で、何人か見学希望者が集まると「見学ツアー」がはじまります。もちろん刑務官の方が数人同行します。

 

5名~10名ほど集まったところでツアー開始です。老若男女問わずいろんな人が参加してます。あまり馴染みが薄い刑務所という空間に興味津々の様子です。

 

まずはこの刑務官の方から松本少年刑務所の簡単な説明がありました。

 

少年刑務所は少年院とは違い、26歳までの受刑者が全国から来ているとのことです。

刑の種類でいうと53%ほどが窃盗・詐欺、13%ほどが殺人・強盗の罪を犯した受刑者で、刑期も長い人で10年くらいだということです。

 

刑務官の方は慣れたような話し方で流暢に説明されていました。おそらく毎年説明してるんでしょうね。

 

さすがに内部の様子は一切撮影はできませんでしたので、刑務所内の様子は文字だけでの紹介になります。

 

もちろん受刑者を一切目撃することはありません。まぁ当然ですけど。

 

しばらく歩くと、菅原文太さんがここに訪れて植樹した際の記念写真がありました。その際に植えた木も立派に大きくなっています。

 

ヤクザ映画の菅原文太さんが少年刑務所に来て記念植樹っていうことに少し違和感を覚えたのはぼくだけでしょうか…

 

日々食べている食事の写真もありました。刑務所内で作業している人とそうでない人とでは食事の内容も違うそうです。作業をしている人は体力を使うので、カロリーが少し高めだということです。

 

ここならジャンキーなファーストフードやおやつなどの間食を口にすることもありません。お酒も一切口にすることもありません。松本刑務所の食事であれば決して太らないでしょうね。ヘルシーな内容です。

 

刑務所内には独房、作業場、浴室、教室など様々な施設が

 

主な見学場所は以下の通りです。

①日々暮らす独房

②勉強する教室

③体育館

④作業場

⑤運動場

 

以下に順位詳細な様子を説明します。

 

①独房

刑務官にまずは受刑者が日々どんな生活をしているのか案内していただきました。

 

学習時や作業時間以外は4畳一間の狭い間取りの部屋で生活します。4畳といってもうち1畳分はトイレと洗面所がありますから実質は3畳分が日々の生活空間になります。

 

1部屋に1台液晶テレビがあります。小さなちゃぶ台もあります。刑務官を呼びたいときは中から名札のような小さな板を外に向かって出します。

 

もちろん鉄格子が窓の外にはあります。鉄格子といっても薄く強度はそんなに強いようには見えません。クリーム色に塗られて昔の「牢屋」のようなイメージはありません。

 

②勉強する教室

この松本少年刑務所は、全国で唯一刑務所の中に学校があります。松本市立旭町中学校桐(きり)分校といいます。周りを高い壁に囲まれ、窓ガラスのすぐ向こうには鉄格子がある教室です。

 

通常3年間かけて学習するところを、この桐分校では1年で学習します。そのため桐分校に通う受刑者は労働作業などが免除されるそうです。その代わりに1日中勉強していなければなりません。

 

他にも通信制の学校に通う生徒も教室を利用して学習をします。

 

中には20歳を超えた受刑者もいるそうです。学習するのに年齢は関係ありません。へこたれずに続けてほしいものです。

 

③体育館

木造の立派な体育館がありました。もちろん演台もあります。天井からはバスケットのゴールも降りてきます。

 

ここは雨天時の運動の際に使われますし、桐分校の入学式の際にも使われます。通信制の学校の入学式にも使われます。

 

時にはカラオケ大会もするそうです。どんなカラオケ大会なんでしょうね。通常刑務所内では私語厳禁で受刑者同士自由に会話することもできません。この時は多少会話してもいいのでしょうか?楽しいカラオケ大会だといいですね。

 

④浴室

意外と広いタイル張りの浴槽は、一度に40人ほど入れます。

中央の壁沿いに監視する小部屋があり刑務官がそこで監視しています。その監視部屋からよく見えるように縦に洗い場が並んでいます。

 

1人20分程度の入浴時間だそうです。女性の場合はもう少し長いそうです。

 

④作業場

車とバイクが数台置いてあり、そこで整備などの実習を受けます。ここを卒業すると第三級の整備士の資格を取ることができるそうです。これは出所後に仕事の従事できるようにするためです。

 

作業の時は私語厳禁、自分の持ち場で決められた作業を黙々とこなすそうです。

 

なんとか刑期を終えたらここで得た技術を活かしてほしいですね。

 

木工の技術を習得するための作業場やパソコンの技術を習得するための教室もありました。やはり若い人は覚えるのも早く、ExcelやWordの検定試験にも多くの受刑者が合格するそうです。

 

しかし、この先電気自動車が主流になったら、どうなるんでしょうか?その当たりも臨機応変に対応してほしいものです。

 

⑤運動場

晴れた日はここで運動をするそうです。運動会やソフトボール大会も開かれるそうです。広さは、都会の高校にある運動場程度で、やや狭めです。

 

周りにはやっぱり高い壁があります。安部 譲二著「塀の中の懲りない面々」を思い出します。

 

見応えのある刑務所見学ツアーでした

 

所要時間は40分程度でした。かなり内容の濃い見学ツアーで見応えがあります。

 

参加したのは近所の年配の方や、若い人まで様々です。一度見たら毎年楽しみにするようなことでもありませんが、市内にある施設ですから中を見て日々どんな活動をしているのか知るのは大切なことですね。

 

単に罪を犯した人が収容されて刑期を終えるためだけの施設ということではなく、日々どんな生活を送っているのを知る上でとっても良い機会でした。

 

同時に被害者と加害者の人権ということまで考えてしまいました。

 

実は車検やタイヤ交換、洗車は一般の人も利用できます

 

知らなかったんですけど、刑務所内の作業の一環として、一般の車検や整備、タイヤ交換、洗車を格安でやってくれるんです。

 

洗車なんてワックスかけて普通の人では気付かないような隅から隅まで磨いてくれて、なんと1500円!

 

タイヤ交換も500円ほどでしてくれます。雪国はタイヤ交換が年に2回ありますから、ここでやってもらえれば格安で済みます。

 

その際は代車はありませんが、ホントに安いんです。冬タイヤの交換は街の整備工場でやってもらう値段の比じゃないですよ。

 

全国の刑務所でやっているはずですから、お近くの刑務所も問い合わせてみてください。知らない人がほとんどだと思います。

 

展示即売会も大盛況でした

 

松本矯正展

 

外へ出ると刑務所の敷地内では、受刑者が作業で作った木工細工などが販売されています。全国の刑務所で作られた製品(特産品?)ももずらりと並んでいます。

 

全国の刑務所の特産品

 

函館監獄で作られているスマホケース、エコバッグも販売されてました。時々町で持ってる人を見かけますね。

 

松本矯正展で買った家具

 

こちらが購入したヒノキの間伐材で作った入れ物です。1300円でした。とっても使い勝手がよかったので後日もう1個購入しました。

 

軽いんですがとっても頑丈です。部屋に置くとヒノキの良い香りが広がります。

 

コースターも2個購入、1個70円でした。道の駅で買うと700円はします。受刑者がピカピカになるまで1個1個手作業で磨き続けたそうです。苦労がにじみ出ているようで思わず購入しました。

 

松本矯正展

 

こちらは受刑者がいつも食べている食パンです。2個で100円です。大きくて食べごたえがありますよ。中で焼いているわけではありません。近所の業者が納入しているものです。

 

それから、先着200名に配られた通行手形です。松本少年刑務所の名がしっかりと入っています。これはいい!大切にします。

 

軽自動車の試乗会もやってました。こういったイベントで出店料を稼いで刑務所の運営に役立つのであれば、もっとどんどんとやって欲しいですね。

 

あいにくの天気でしたが、見応え十分の松本少年刑務所でした。常時家具も販売しています。市価よりは当然安いので一度ゆっくりと見にきたいものです。

 

2018年松本矯正展の告知広告発見

 

2018年松本矯正展のポスター

 

(2018年10月20日追記)

2018年の松本矯正展の告知ポスターをツルヤで見つけました。

 

20日?えっ?今日じゃない?今年は行けませんでした、残念。

 

まぁ去年じっくり見たから、今年はいいです。

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あゝ野麦峠の石碑

 

長野県松本市と岐阜県高山市の県境にある野麦峠の名はどなたも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

 

しかし松本市って広いですね。高山市とも接しているとは思ってもみませんでした。市町村合併を繰り返し、かつて波田村や奈川村だったところも今では松本市になっています。有名な観光資源はたくさんあります。

 

ちょうど峠の一番標高の高いところは長野県と岐阜県の境の辺りには「あゝ野麦峠」と彫られた石碑がありました。

 

聞くだけで悲しくなる女工哀史と野麦峠の歴史

 

野麦峠とは、女工哀史をテーマとして何度も映画化されたりドラマ化されています。年配の方の中には聞いただけで涙を浮かべる方も多いのではないでしょうか。

 

野麦峠とは、明治から大正にかけて、飛騨の若い娘達が信州の製糸工場へ出稼ぎに行くために、吹雪の中を命がけで通った野麦街道の難所として有名です。

 

野麦峠の一番標高の高いところで1672mほどあります。当然当時の移動手段は徒歩です。かつて13歳前後の娘達が列をなしこの峠を越えて岡谷、諏訪の製糸工場へと向かい、年の瀬になると、また野麦峠を歩いて故郷を目指しました。

 

故郷へ帰る年の瀬は、野麦峠は雪の中です。吹雪の中、郷里の親に会うこともなく、道中死んでいった娘たちも数多いということです。

 

命がけで出稼ぎに行っても当時の労働条件は想像を絶するほど過酷で、女子労働者は睡眠時間も十分に与えられないほど深夜馬車馬のごとく働かされ、人格も認められず、半ば強制労働だったということです。

 

そんな紡績工場に働く女工の過酷な労働条件と虐待の実態を、細井和喜蔵氏は「女工哀史」として一冊の本としてまとめています。

 

わずかばかりの賃金のために過酷な労働に耐え、故郷に帰ることもなく雪の中で息絶える少女の悲しい歴史が、ここ野麦峠にはたくさん残っているということです。

 

今では考えられいないことですね(涙)。そんな少女達の労働が近代日本を支えていたんですね。

 

野麦峠にあるお助け茶屋に寄ってみました

 

野麦峠のお助け茶屋

 

この峠には「お助け茶屋」と呼ばれる茶屋があります。中には食堂もありますが、平日ということで誰もいませんでした。

 

お助け茶屋の店内

 

当時のものかどうかは分かりませんが、古い木造家屋です。

 

野麦峠のまつわる映画やドラマの写真が飾ってあります。白黒写真に時代の古さをかんじますね。

 

あゝ野麦峠のポスター

 

映画化された「あゝ野麦峠」の古いポスターも飾ってあります。これはこれはセンセーになられた三原じゅん子ではないですか!!

 

こういった古いポスターって味があっていいですね。

 

展望台へのハイキングコースを登ることに

 

あゝ野麦峠展望台入り口

 

お助け茶屋の右脇の土手辺りに、展望台へ続くハイキングコースの看板を発見!

 

せっかく来たので登ってみることにしました。

 

展望台へのハイキングコース

 

歩いて10分もかからないぐらいの距離に展望台はあります。

 

標高が高いのでクマザサが生い茂っています。

 

野麦峠からの展望

 

標高が高いところにの白樺の木は美しいですよね。青い空に白い幹が映えます。

 

先に見えるのは乗鞍です。先日初雪が観測されたらしいですけど、雪は見えませんでした。

 

頂上付近は雲で覆われていますので、ひょっとしたら頂上は雪が積もっているかもしれませんね。

 

野麦峠からの展望

 

紅葉を期待していたんですが、木々は青々としてました。少し残念。

 

平日は何人訪れるのか聞いてみたい峠の資料館

 

野麦峠の峠の資料館

 

駐車場のような展望台のようなコンクリート作りの建物の脇に峠の資料館と言われる施設の入り口があります。入り口は午後は日陰になり、ひっそりとして近寄りがたい雰囲気です。

 

平日ということもあり誰もいませんでした。閑散としています。こういう所で働いていると1日が長いでしょうね。

 

入館料500円するんですよね。入る気は全然しませんでした。

 

野麦峠のパンフレット

 

ついでにパンフレットをもらってスタンプも押してきました。

 

とりあえず一度は…ということで野麦峠へ来てみましたが、そんなに絶景というほどでもありませんでした。

 

雪が積もると通行止めになるので、訪れてみたい方は今のうちですよ。

 

観光地としてはイマイチかなぁ(笑)。多分もう行かないと思います。

奈良井宿

 

長野県というと山に囲まれた大自然というイメージですが、実は歴史的にも価値の高い文化的な要素の強い建築物が多く点在しています。

 

その1つがここ、奈良井宿です。ぼくが大好きなスポットです。ここに来るのはもう5回めくらいになります。

 

サラリーマン時代にも仕事中に訪れた事が2回ほどあります。近くまで来るとついつい寄ってしまうんですよね。

 

奈良井宿に一歩足を踏み入れると江戸時代にタイムスリップ

 

奈良井宿

 

一歩足を踏み入れると、そこには200年前の江戸時代の町並みが続きます。

 

えっ?ここはどこ?いつの時代なの?

 

周りを見渡すと、そこは江戸時代です。人々の明るい表情でいっぱいです。ずっと朝から歩きずめの旅人が、今夜のお宿を見つけてほっと安堵している表情がそこらで見られます。

 

木曽路は周りが高い山に囲まれているので日が暮れるのが早いです。急いで宿場町に入った頃にはどっぷりと日が暮れて、宿場町のあちこちで淡いローソクの薄明かりが周りを照らしはじめます。

 

奈良井宿がいっぱいなら次の宿場町まで歩いていくか、あるいは野宿しかありません。今と違って移動手段は自分の足しかないですからね。

 

そんな事を思いながら一軒一軒を宿場町の隅から隅まで歩いてみると楽しいですよ。

 

木曽路には中山道の宿場町がなんと11も点在

 

奈良井宿

 

奈良井宿とは中山道の宿場町のことです。宿場町とは、旅の道中に立ち寄る宿が集まった町ということです。

 

江戸時代、江戸と京の都を結ぶ重要な街道であった中山道ですが、宿場町は全部で69ありました。その中でもこの辺り一帯の「木曽路」と言われる地域には11もの宿場町が存在しました。

 

奈良井宿は木曽路11宿の中で北から2番目にあたります。上町・中町・下町の3つの街区から構成されていますが、ほぼつながっていて、端から端まで歩いてその町並みを楽しむことができます。

 

今なお日本の古き良き情緒を色濃く残す長野県を代表する観光スポットと言ってもよいでしょう。

 

奈良井宿

 

なんというか、手入れが行き届いている古い物っていいですよね。人の手によって作り、育て、そして大切に使い続けて大切に守っていきた歴史を感じます。まるで建物自体が息遣いをしているようです。

 

そんな長年にわたって生き続けた建物は、春夏秋冬、晴れた日、曇った日、雨の日、雪の日で、それぞれ違った表情を見せてくれます。それが見ていてドキドキ・ワクワクしてきます。この先もずっとここの生き続けておくれよ!って話しかけたくなります。

 

間口は狭く、奥行きのあるなんとも言えない情緒のある建物が立ち並んでいます。

 

どこから見ても木曽路は山の中

 

奈良井宿

 

木曾路きそじはすべて山の中である。あるところは岨そばづたいに行く崖がけの道であり、あるところは数十間の深さに臨む木曾川の岸であり、あるところは山の尾をめぐる谷の入り口である。一筋の街道かいどうはこの深い森林地帯を貫いていた。

島崎藤村 「夜明け前」より引用

 

木曽路って本当に山の中なんですよね。切り立った山の間をぬうように国道19号が通っていますが、景色がいいんです。

 

ぼくは時々実家がある名古屋へ帰りますが、時間があるときは高速道路を使わず下道で行きます。それは晴れた日でも雨の日でも雪の日でも同じです。

 

晴れていなくても情緒あふれる木曽路はいつ走っても楽しめます。

 

この日は天気が良かったので行ってみたのですが、建物の影が通路を覆うため、あまりキレイに写真を撮ることができませんでした。

 

キレイな写真を撮りたいのなら太陽が真南に上がる昼頃がおすすめです。

 

それから観光客が少なくなる夕方以降はさらに情緒が増しておすすめですよ。

 

中山道の宿場町は長野県内には他にも多く残っているので、当サイトでも順に紹介していきたいと思います。中には200年前のまま保存されている建物もあり、ゆっくり歴史を感じながら散策できますよ。

 

奈良井宿:長野県塩尻市奈良井

アバウトな住所ですが、国道19号線沿いにあります。

奈川の新そばまつり

 

街を歩く学生たちが衣替えすると一気に街が秋づくような気がしますが、ここ最近暑いですねぇ、今日も松本は日中25℃以上あり夏日でした。

 

昨日は27℃、その前は26℃、明日は29℃まで上がるといいますから、本格的な秋到来まではまだまだ時間がかかりそうです。

 

紅葉の便りが…まだ先になりそうですね。

 

先日、信州松本城そば祭りへ行ってきましたが、同じ松本市内の奈川という地区で「奈川の新そばまつり」が開催されているということでこちらも行ってきました。

 

奈川って聞いてもピンとこない方が多いと思いますが、とんでもない田舎です(笑)。もう少し行けば高山市というほど松本の中心地からは離れているところなんです。

 

観光で訪れた方は上高地へみなさん行ってしまいますが、山道の中野トンネルを少し脇にそれると奈川という何もないような田舎へ紛れ込みます。

 

そばの時季以外は誰も行かないような、周りはダムと清流と山しかないような田舎なんです。しかも雪が多く、豪雪地帯とも言えるところなんです。

 

どこでそばまつりしているのか分からないほど閑散と…

 

奈川の新そばまつり

 

さすが田舎です。そばまつりといっても参加しているそば店は実は4店舗しかありませんでした。あとは山菜館という道の駅のような施設と、宿泊施設が独自に参加しています。

 

看板にはそば店として「ちゅうじ」「福伝」「こばやし」「仙洛」の4店が載ってますが、「ちゅうじ」は休業日、「こばやし」は場所不明、「仙洛」はしばらく営業していないとのことで長期休業中でした。

 

しかも3店が離れているので、探すのが大変です。何も飾りつけなどしていないので、特にまつりという雰囲気はありませんでした。

 

とりあえず新そばまつりに参加していると思われる福伝を発見、そこに入ることにしました。

 

福伝の新そば

 

天ぷらそばを注文。こちらが新そばを打ったおそばです。ザルが2枚重なっています。

 

ザル2枚と天ぷらと野沢菜と少々の漬物がついて1,750円、高っ!

もりそば2枚で1,100円、こちらも高っ!2枚と言っても1枚のそばの量は少なめです。

 

こりゃ完全に観光客目当ての商売ですね。

 

福伝の天ぷら

 

こちらは天ぷらです。エビが2尾乗ってました。他にはしめじ、ピーマン、いんげん、人参など。

 

山奥なんで、どちらかと言うとエビよりも山菜の方がいいです。今の時季なら、えのき、エリンギ、かぼちゃ、銀杏、さつまいも、しいたけなどの秋の野菜が食べたいですね。

 

肝心なそばの味はというと…まぁ普通かなぁ。香りは少なめで腰もない。わざわざ食べに来るほどのことでもないような…

 

平日なので特に催し物などない寂しいそばまつりでした

 

まつりということで、近所一帯を探して、メインの会場とおぼしき山菜館へ行ってみましたが、特に催し物などの様子はなし。

 

あわててスマホで奈川の新そばまつりについて調べてみましたが、どうやら日曜日は試食会やそば打ち実演などを開催しているようでした。

 

平日はガラガラで、特に奈川の新そばまつりのイベントらしきものはやってませんでした。うーん、かなり寂しい平日の新そばまつりですね。

 

車もほとんど擦れ違うこともなく、人もまばらでした。

 

奈川の新そばまつりへ行かれる方、どうぞ日曜に行ってみてくださいね。おまつりの気分も多少は味わえると思います。

 

奈川はとうじそばが有名なんです。おすすめは冬の時季です

 

この奈川という地区は冬季の「とうじそば」というそばが有名です。

 

大型の鉄鍋に入った醤油ベースの出汁にネギなどの野菜を入れて煮込み、小型のザルに入れたそばを入れてササッと茹でて食べます。

 

これが温かくて美味しいんですよ!夏はキリリと冷えた腰のあるザルそばがおすすめの食べ方ですが、冬は温かいとうじそばも美味しいですよ!

 

奈川は冬にとうじそばを食べに来るのがおすすめかもしれません。

 

ただし、その頃は雪が積もっているので一般の車では来れません。スタッドレスタイヤ装備の車でお越しください。

 

ちなみに今回の新そばまつりのメイン会場はこちらです。

奈川山菜館
長野県松本市奈川2120-1

0263-79-2815

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信州松本そば祭り

 

2017年10月7日~10月10日の3日間、松本城公園で第14回信州・松本そば祭りが開催されています。

 

そば祭りの開催期間中は、松本インターから松本城の周辺まで大渋滞になります。松本城で行われるイベントで周辺が大渋滞になるのは桜まつりとこのそば祭りです。

 

松本城の周辺は駐車場が少ないので、多くの車を停める余裕がありません。そのため開催期間中はシャトルバスが市内2箇所から出ています。

 

松本インターを降りて比較的近い所に合同庁舎駐車場があります。そこから無料のシャトルバスが出ていますから利用されると便利です。

 

地元民にとっては毎年のことなんで少々飽きてきましたが、とにかく全国から多くの人が訪れます。やっぱり当ブログにかかせないイベントということで行ってきました。

 

信州松本そば祭りは地元ではあまり評判が良くないんです

 

信州松本そば祭り

 

松本城公園はとにかくスゴい人です。開催期間中は松本城本丸庭園は無料で入れますので是非中まで入ってみてください。天守閣は別途有料になりますけど。

 

実はこの信州松本そば祭りですが、地元では決して評判は良いとは言えません。この時季に開催されるということで、新そばが振る舞われると思いがちですが、ほとんどが旧そばを使っています。もちろん全てではありませんが…。

 

長野県内ではこれからが新そばの収穫の時季です。松本や安曇野のそば畑へ行ってみてください。まだまだ収穫前です。

 

しかも長野県内で有名とされているそば店はほとんど出店していません。この時季は新そばで忙しいからです。

 

そんな批判も少しあったようで、ここ最近は松本市やその周辺のそば店をPRする催し物というよりも、全国のそば店が出店して味を比べる催し物という色合いが濃くなっています。

 

そば処こやぶ

 

長野県で有名な店が出店しているとすれば「こやぶ」ぐらいですかねぇ。ここは美味しですよ。器も実際にお店で使っているもので出してくれます。食べる価値ありです。

 

さらに、さらに、もっと言ってしまいますと、ほとんどの店がプラスチックの味気ない器に少量のそばが盛られているだけです。多くの店では既に茹で上がっているので麺にみずみずしさがありません。

 

ホント、観光客目当てなんですよね。そば祭りのそばは…。

 

一番人気はしろエビを揚げた天ぷらそば

 

やつお そば大楽

 

毎年のように一番人気で行列ができるブースはここです!やつお そば大楽です。

 

富山県産のしろエビを揚げた天ぷらそばを出してくれます。

やっぱり長野県には海がないので海の幸には憧れるんでしょうね。毎年行列が絶えません。

 

新そばがあるということで食べてみました

 

北海道空知上砂川手打ちそば愛好会

 

そんな中で、北海道空知上砂川手打ちそば愛好会のブースで新そばが味わえるということで食べてみました。

 

やはりプラスチックの器です。麺も出汁も少なくこれで500円です。しかも麺があらかじめ茹でてあるので少し干からびています。新そばの香りも弱めです。

 

これで500円かぁ…いい商売してますね。

 

そば打ち実演

 

いろんなところでそば打ちの実演もやってます。子供達も興味津々のようです。

 

そば打ち用具セットも販売されていますので、やってみたい方は必見ですよ。

 

地元民がすすめるのは別のそば祭りです

 

地元民に人気があるそば祭りは以下になります。

 

●浅間温泉 新そば祭り(松本市浅間温泉)

2017年11月4日(土)・5日(日)

地元のそば店やそば作りグループが競って新そばを提供してくれます。

 

●美ヶ原温泉 新そば祭りと湯巡り松本市(松本市美ヶ原温泉)
2017年11月14日(火)・15日(水)

地粉を使ったそばを目の前で手打ちしてくれます。ついでに湯めぐりも楽しめます。

 

やっぱり新そばは11月に入ってからですね。

こちらも行ってみたいと思います。

黒部ダム

 

黒部ダムと聞くとやはり富山県を連想される方が多いと思いますが、実は長野県ともほぼ接してしており、安曇野市のお隣の大町市からも黒部ダムへ行くことができます。

 

ということは松本市からも意外と近い観光地なんです。ちょっと前に黒部ダムを訪れた時の写真を中心にその魅力を紹介します。

 

黒部湖駅

 

長野県側から行くと、トロリーバスで黒部ダムまで行きます。そのまま富山県側へ行くときは黒部湖駅から黒部ケーブルカーに乗ります。

 

ダム巡りがひそかなブームになるくらい最近はダム見学が人気です。ぼくが行ったときも天気が良かったこともあり大勢の人で賑わっていました。

 

大型のダムはほとんどが山奥にあるので、周囲は美しい自然に囲まれています。そのためハイキング気分で来られる方がほとんどのようです。

 

みなさんご存知の通り、かの有名な石原裕次郎が主演する「黒部の太陽」の舞台となったこともあり、全国の映画ファンたちからも注目を集める観光スポットとなっています。

 

黒部ダムは昭和38年に完成した日本最大の水力発電

 

黒部ダム

 

黒部ダムは日本最大級の水力発電用ダムです。まずそのスケールの大きさに驚かされます。というか圧倒されます。

 

高さは186mと日本一のダムで、世界でもトップクラスにあげられます。富山県で最も高い構築物でもあるということです。

 

黒部ダムは昭和31年から建設がはじまり、延べ1,000万人もの人手により、7年もの歳月を経て完成したといいます。

 

本来の目的はもちろん水力発電ですが、既に発電は昭和36年からはじまっているといいますから驚きです。東京オリンピックよりも前のことです。

 

全くに古さは感じられません。それどころか現代建築の美しささえ感じます。特にあのダム特有のコンクリートが描く曲線美は美しすぎます!

 

間近で見るとただ大きいというだけではなく、その洗練された美しさにも目を奪われます。

 

見逃せないのは圧巻の観光放水

 

黒部ダム

 

ここに来たならまず見逃せないのが観光放水です。今にもコンクリートの壁をぶち破らんとばかりに水しぶきを上げながら激しくほとばしります。いったいどれくらいの水量なんでしょうか?想像もつきません。

 

これを見たら毎年100万人もの観光客でにぎわう理由がよくわかります。これは一見の価値ありです。

 

天気の良い日は時間帯にもよりますがしぶきをあげる水の中にかかる虹の姿を見ることができるそうです。四季折々の大自然の姿とともに訪れる人たちの目を楽しませてくれます。

 

どうです?圧巻でしょう!ダムの通路に人が歩いているのが見えますが、ほとんど点です。それだけこのダムが大きいということです。

 

黒部ダムはの日本の水力発電の一番の要であり、その建造に際しては多くの人の命が犠牲になりました。

 

そんなこともふと頭をよぎると楽しんでばかりもいられない気分にもなり、偉大な建造物を残してくれた事に対して感謝しなければならないとふと思いました。

 

どうかこれからの日本の未来も見守ってください、少し感慨にふけった次第です。偉大な先人たちに感謝です。

松茸

 

秋といえば、栗、リンゴ、ブドウ、我々の主食であるお米の収穫…長野県は自然の宝庫、この時季は農産物の収穫が盛んです。

 

そしてその中でもひときわ値段が高く、希少性も高いモノといえば松茸でしょう!実は長野県は松茸の名産地でもあります。県内各地で松茸が収穫されます。

 

上田市丸子は松茸の産地として特に有名

 

ぼくが住んでいる松本市でも松茸は収穫されますが、お隣の上田市は丸子をはじめ松茸の生産地として特に有名です。

 

今年は夏の長雨の影響でまつたけが豊作だと報道されていました。新聞でもニュースでも地域のローカルニュースで同じことを伝えていたので、多くの方がそれを信じているのではないでしょうか?

 

けれど数軒松茸の直売所を回ったんですが、今年は松茸が不作で品薄、料理に出すのが精一杯で贈答用はほとんどないということでした。

 

豊作なのか不作なのか、一体どっちなんだい!

 

松茸料理で有名なあぜみち山荘へ松茸を買いに行きました

 

あぜみち山荘の松茸

 

結局、上田市にあります松茸料理で最も有名なあぜみち山荘へ松茸を買いに行きました。関東方面からもよく観光客が食べに来るお店です。ここはお店も大きいのでたくさん松茸が置いてありました。

 

実は…自分で食べるワケじゃありません、値段が高いのであまり食べる気はしません。お世話になった方に贈答用として贈るためです。

 

100%現地産の松茸ではありません

 

お店で食べるとコース料理で最低5,000円程度、高いコースで15,000円はします。一度7,500円のコースを食べたことがありますが、正直なところ松茸を食べたという気が全然しませんでした。

 

本来松茸は「味」なんて全然ありません。「香り」を楽しむモノです。けれど鍋やうどん、天ぷらなど全て味が濃くって、香りが全然しませんでした。一番香りが引き立つ土瓶蒸しや姿焼きも松茸の香りがあまりしませんでした。

 

これはおそらく国産の松茸ではないと思います。あぜみち山荘のホームページを見ても、やはり「輸入物を使うことがある」と明記されています。

 

一度食べてから、高いお金を払って現地で食べる気はなくなりました。では、贈答用はどうかと言うと、ナマなので香りがダイレクトに伝わります。昨日現地で採れた松茸ということだったので、地元産と信頼するしかありません。

 

そんなワケで、10,000円の贈答用松茸が最初の写真です。10,000円でキノコが数本かぁ…結構いい商売ですね。なんとか松茸の人工栽培ができないものでしょうか???

 

松茸1本をお土産にもらいました!これには感激!

 

松茸

 

帰りに、小さな松茸を1本プレゼントとしてもらいまし。8センチほどの可愛い松茸です。小さな心使いに感激!これは嬉しいです。

 

さり気なく乗せた赤松の葉が趣があっていいですね。

 

料理方法を教えてもらい、さっさく家で食べることにします!

 

ご飯の上に乗せた松茸

 

松茸を軽く洗って薄くスライスします。醤油に30分ほど漬けておき、熱々ご飯の上にそのまま乗せます。

 

おぉ、松茸の香りが引き立つ!ご飯から出る湯気に乗って部屋中に醤油と松茸の香りが広がりました。

 

これは美味しかったですよ。満足です。この食べ方はおすすめです。

姨捨SAのニララーメン

 

久しぶりにガツーンとくるラーメンを食べました。その名もニララーメンです。

 

場所は、長野自動車道下り線姨捨サービスエリアです。中央道から分岐して長野自動車道に乗りますが、北陸方面へ向かう側です。

 

食券を買おうと自販機の前で立ち止まり、ふと右側を見るとひときわ大きくおすすめのメニューがあります。その一番上にニララーメンのカラフルな写真を発見。

 

蕎麦やうどん、コロッケなど、どちらかというと色合いの悪い、食欲をそそらないような単調な色のものが多い中、このニララーメンは赤や緑のカラフルな色が目を引きます。

 

「ニラの栄養効果でリフレッシュ ニラはビタミンB1が含まれていますので披露を回復させえる効果は抜群といわれています」ということです。

 

なになに、この栄養効果とリフレッシュという言葉はとっても魅力的です。少し夏風邪気味っぽいぼくにとって、野菜もたくさん食べられて、しかも披露まで回復できたらいうことありません。

 

写真から判断して、トンガラシがいっぱい入ったピリ辛ラーメンに細かく切ったニラが乗っているのではないでしょうか。とりあえず食べてみることにしました。

 

食券を買って待つこと5分、いよいよニララーメンとご対面です!

 

姨捨SAのニララーメン

 

ヒャー!見るからに辛そう!一面にびっしりと大量にニラ!

 

辛いものはキライではありませんが、時々体調を壊すことがあるのであまり自信はありません。チョイ辛ぐらいがぼくには合ってます。

 

けれで後に引けません。覚悟を決めて実食!

 

ほどよい辛さが食欲をそそる爽快な味

 

おおぉ、これなかなかいけます。ゴホッゴホッっとむせるような辛さはありません。むしろソフトな辛さかもしれません。一口一口味わって食べても十分に楽しめるくらいのちょうど良い辛さです。

 

姨捨SAのニララーメン

 

ニラは生ですが、細かく切ってあり、スープとよく絡んで食べやすい感じです。にんにくもよく効いていて香りがただよいます。

 

披露が吹き飛びそうなくらいガツーン、ガツーンと刺激がきます。これはクセになりそうな味です。

 

もちろんスープも自然に飲み干せました。いやいやなんとも爽快なラーメンです。

 

3人で来て、全員ニララーメンを食べている家族も見ました。多分このラーメンを知っているんでしょうね。仮にも怖いもの見たさで試しに食べてみるのであれば、全員注文しないと思います。普通に驚きもせず食べてました。既に何回も食べているような雰囲気でした。

 

クセになるニララーメン、また食べたいです。

 

ただ、一度食べると、ニラとニンニクの臭いを8時間以上は周囲に撒き散らします。歩いた後にニラの臭いが漂います。

 

仕事途中のサラリーマンの方は食べない方がいいでしょう。会社に戻ったら女性社員に嫌われること間違いなしです。

 

9月に入り暑いような涼しいような日が続いています。季節の変わり目で体調を崩している方も多いのではないでしょうか。ぼくも布団を蹴飛ばして何度も寝たせいか、少し喉の調子が良くありません。

 

そんな時は、ガツーンと体を刺激しまくって夏風邪を吹き飛ばすような刺激物を食べましょう!(笑)

  • 松本市

 

2017年10月1日、晴天の秋空の下、記念すべき第1回松本マラソンが盛大に開催されました。

 

松本市総合体育館を8:30ごろスタートの予定です。8:15ごろ到着すると既に人でいっぱいです。報道陣も多く詰めかけかなり本格的なマラソンのようです。

 

 

こちらがスタート直前の様子です。みなさん緊張している様子が伺えます。

 

しかし、最近自治体の税収を補うために、こういったマラソン大会がよく開催されますね。長野県では長野マラソンを筆頭に各地でマラソン大会が開催されています。

 

参加者10,000名以上で参加費10,800円ですから、1億は松本市の税収になる計算です。しかもスポンサー収入もありますから、なかなか良い収入になりますね。

 

第1回松本マラソンいよいよスタート!

 

 

いよいよスタート!

 

みなさん服装はいたって地味です。一般的なマラソン用のウェアを着ています。東京マラソンなどを見ているとふざけた着ぐるみを着ている人が目立ちますが、ほとんど見当たりませんでした。モクモクと走りはじめた姿が印象的です。

 

松本マラソンの制限時間はかなり短め、しかも高低差がある

 

東京マラソンの制限時間は7時間ですが、松本マラソンは5時間30分です。ホノルルマラソンにいたっては制限時間がほぼありません(目安で9時間)。松本マラソンは東京マラソンと比べても1時間30分も短いんです。

 

しかも山岳都市だけあって松本マラソンのコースは高低差が90mあります。平地を走る東京マラソンのような平坦なコースではありません。

 

アップダウンの繰り返しが続き、コース高低図を見るだけでも松本マラソンは非常に過酷なレースであることが分かります。

 

制限時間が5時間30分となると、一般的に初心者にも比較的優しいペースですが、高低差が意外と足にきます。一気にペースダウンしてしまうと5時間30分で完走するのは困難になります。

 

絶対歩かないという水戸黄門のような強い精神力が必要になりそうですね。泣くのがイヤなら、さぁ走れ~って感じです。

 

 

全てのランナーがスタートするまで20分近く時間を要しました。

 

この先、松本城のお堀の横を通り過ぎて、一路ゴールの信州スカイパーク陸上競技場を目指します。

 

JRの影響?走るコースがショボいんです

 

しかし、コースがショボいんですよね。松本の名所としては松本城の横を通り過ぎるだけで、あとは普通の生活道路を走ります。大して景色もよくない市内の東側が中心です。

 

これは松本市内を南北に縦断するJRの影響もあると思います。松本市内でJR線をまたぐ時ははほとんどが踏切なんですよね。踏切で立ち往生せずに渡れる高架を選ぶと「えびの子大橋」を渡るしかありません。それでこういうコースになるのでしょうね。

 

それに松本は観光地なので、約半日道路を閉鎖して交通渋滞を起こすリスクを考えるとやむを得ないのでしょうか。

 

 

結構早いペースです。歩いている人がチラホラ…と思ったんですが全くと言ってよいほどいません。

 

松本マラソン

 

いやぁ、これだけの人が一斉にマラソンをする姿は圧巻ですね。みなさん脱落せず完走してほしいものです。

 

いやはや、田舎の小じんまりとしたマラソン大会と思っていたんですけど、期待を裏切って盛大でした。もちろん東京マラソンの比ではないですけどね。

 

来年も無事開催される事を祈っています。