月別:2017年04月
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菜の花畑と常念岳

 

「牧歌的な」とはまさにこういう景色のことを言うんでしょうね。

 

長かった冬が終わり、眩しいばかりの日差しが降り注ぎ、空は若干霞んで、時折強く吹く風は冷たくもあり、暖かくもあります。

 

どこかの写真集で見たような、水彩画のような、絵葉書のような、絵日記のような、そんな里山の田園風景が安曇野にはいっぱい残っています。

 

安曇野にある堀金物産センターのすぐ横(南側)には観光農園的な畑があり、季節ごとに花が植えられ、地域の人の目を楽しませてくれます。

 

この時季はなんと言っても菜の花ですよね。鮮やかに一面に広がった黄色の花が、山の緑と青い空を下から押し上げているようです。

 

菜の花畑と常念岳

 

後ろに見えるのは当サイトでも頻繁に登場する北アルプスの常念岳です。松本と安曇野のシンボル的な山です。頂きが雪に覆われていますが、ほぼ8月ぐらいまでは雪は完全に溶けずに残っています。

 

4月の連休明けぐらいまでは菜の花は残っているはずです。鯉のぼりは6月上旬まで飾ってあるということですからも残っていますから、まだまだこの景色は楽しめます。

 

連休に安曇野に観光に来られた方は是非立ち寄ってください。この景色が楽しめますよ。人気の観光スポットです。安曇野の観光地は大王わさび農場だけではありません(笑)。

 

菜の花畑と常念岳

 

少し早いですが、鯉のぼりが北アルプスの山麓に沿って吹いてくる風に乗って泳いでいます。

この地方の風はあまり強くありませんが、時折強く吹く南風に乗って、パタパタと勢いよく泳ぎます。そして、鯉のぼりに合わせるかのように菜の花も右に左にたなびきます。

田舎に住んでいて良かったなぁ、とシミジミ思う瞬間です。

 

ここは毎年8月頃になると菜の花畑はひまわり畑に変わり、安曇野の堀金を訪れる人達を楽しませてくれます。

 

松本・安曇野を訪れる際は是非立ち寄っていただきたい場所の1つです。季節ごとの果物や野菜も豊富に並んでいます。

 

さて、お腹も空いたし、そろそろ帰ろうかな。明日もヒマなんで天気が良ければまた来たいです。

長峰山山頂からの絶景

 

松本・安曇野の桜もほぼ終わりを告げ、地元のローカル新聞でも桜の話題は少なくなりました。毎年のことですが春はいつも駆け足で過ぎ去っていきます。

 

ところが、標高の高い所にある桜はまだまだ満開のようです。安曇野市にある長峰山の山頂付近ではまだ桜が満開ということで、さっそく行ってきました。

 

長峰山の標高は933メートルですから、松本・安曇野ではそんなに高い山というわけではありませんが、手軽な登山コースで人気なんです。

 

さっそく歩いて…と言いたいところではありますが、車で山頂まで行ってきました。

山頂まで行くと、おぉ!絶景かな!絶景かな!満開の桜越しに遠く北アルプスが見えます。

 

長峰山山頂からの絶景

 

ここから眺めた景色はマジで絶景!都会ではまず見ることができない素晴らしい景色が広がります。

 

手前に犀川(さいがわ)が流れています。このわずか数キロほど上流(左側)で梓川と奈良井川が合流して犀川になったばかりです。

 

水を張る前の田んぼと安曇野の集落が広がっています。そしてその奥には北アルプスがそびえるように連なっています。

 

小学生の頃、社会科の授業で「北アルプスと南アルプスと中央アルプスは日本の屋根」と習ったことを思い出しました。

 

こうして遠くから一望すると「日本の屋根」その様子がよくわかります。

 

長峰山山頂からの絶景

 

右手には大町市、長野市に広がる白馬の山々も見えます。松本からさらに北に位置するのでまだ雪が多く残っています。

 

長峰山山頂からの絶景

 

アップにしてみました。

しかし日本の山はキレイですね。どっしりと構える姿は見る者を魅了します。

白馬はこの時季雪崩が多いので気をつけましょう。

 

長峰山山頂からの絶景

 

長峰山は登山道もあるんですが、便利なことに山頂まで車で行けるんです。松本から長野市方面へ唯一つながっている国道19号線を左にそれると、約15分ほどで山頂へ到着します。

 

山頂付近には駐車場があります。平日であれば訪れる人も少ないのでおそらく空いているはずです。

 

長峰山山頂には展望台があります。地元で採れた木材でできているということです。中に入るのはもちろん無料です。

 

長峰山山頂からの絶景

 

展望台からの眺めです。ホント絶景です。そして、限りなく限りなく静かです。

 

周りに遮るモノがないので風が心地よく展望台を吹き抜けていきます。とは言ってもこの辺りは天候がいつも良いので、標高の割には穏やかな風です。

 

ここを訪れるのは3回目ですが、いつも晴れています。って言うか晴れた日を狙っていつも来てますけどね。

 

長峰山山頂からの絶景

 

なんと、この長峰山山頂には、1970年に井上靖、川端康成、東山魁夷の巨匠が3人一緒に来てるんです。これは超驚きです。その当時の写真が残っています。

これは長峰山にとってはスゴい誇りです!

 

途中、車ですれちがうのがギリギリの細い道がありますので、運転に慣れていない人は注意が必要です。とはいうものの待避所も多くありますので、心配するほどではありませんけどね。

 

静かな静かな、長峰山山頂でした。

光城山の昇り竜

 

松本市とほぼ接する安曇野市の東部に光城山(ひかるじょうやま)があります。

 

光城山は、麓(ふもと)から山頂まで、登山道に沿って約2キロに渡って桜並木が続いており、満開になると麓から山頂までつながった桜の帯は、地元では昇り竜と呼ばれています。

 

光城山は標高は912メートルですから決して高い山ではありません。そのため、お手軽なハイキングコースとしていつも賑わっていますが、桜が満開の時季は桜の下を歩いて山頂までいけるので特に人気なんです。

 

光城山の昇り竜

 

麓から咲き始めた桜は最近になってようやく山頂までつながりました。

山の斜面にあるため、遠くからでも見ることができます。地元の人達は昇り竜を見て毎年春の訪れを実感します。

 

光城山の昇り竜

 

4月25日ごろが見頃だったようで、麓の桜が少し散りはじめています。

 

ぼくがカメラを構えていたら、地元の人が通りかかって、昨日ぐらいが一番ピンク色で綺麗だったということでした。

 

光城山の昇り竜

 

松本・安曇野にはいろんな桜の名所がありますが、どれも個性的で見る者を楽しませてくれます。

松本城の開花宣言にはじまった松本と安曇野の桜巡りですが、今年もそろそろ終わりを迎えようとしています。

 

明日にでも山頂まで登ってみようと思ったんですが、あいにく雨の予想です。山頂からの眺めは来年にとっておきます。

 

光城山の桜は遠くから見ても楽しめる桜です。

かあさんのおむすびの店

 

当サイトではあまりグルメ店情報を掲載する予定はないのですが、地元の食材をふんだんに使った田舎の雰囲気いっぱいのお店と地元民に愛されるB級グルメ的なお店だけは紹介していきたいと考えています。

 

そこで、安曇野で真っ先に紹介したいのが堀金物産センターに併設されているかあさんのおむすびの店です。

 

この店は呼び方がいろいろとあります。「道の駅アルプス安曇野ほりがねの里」「旬の味堀金物産センター」「堀金物産センター」「かあさんのおむすびの店」はほぼ全て同じと思ってください。地元の人は「かあさん食堂」なんて呼んだりもしています。

 

土日祝日や平日に関わらずいつも地元住民と観光客で賑わっています。「安くて美味しい」のて食材がというのが来店の理由です。

 

決して極ウマというわけではありませんが、地元で取れた旬の食材がいっぱい出てくるのが特徴です。食材だけではなく、調味料も地元の名産を使っています。そして調理をしているのも地元のお母さんたちです。山菜を中心に新鮮取り立ての旬の野菜は素朴な味付けで、まさに「かあさんの味」を楽しむことができます。

かあさんのおむすびの店は素朴な田舎の料理を楽しめるんです。しかも安い!

 

特に宣伝などしていないのでガイドブックやいわゆるグルメガイドにはほとんど載っていません。しかし、テレビなどで紹介されることも多く、ジャニーズのグループが訪れたことも何度かあります。

 

ぼくがこちらに引っ越してきて7年目になりますが、おそらく一番食事をしているのがこの店です。どこで昼をとるのか迷ったらとりあえずココにきます。

 

かあさんのおむすびの店

 

ここに来るお客さんの特徴としては年齢層がとにかく高い!お客さんの平均年齢はおそらく70才を超えているのではないでしょうか。

 

あらかじめ販売機で食券を買うのですが、使い方がよくわからないおばあちゃんが前に数人並ぶと、写真のようにすぐに行列ができてしまいます。ずっと機械の前に立ち尽くして呆然とする姿を見ると助けてあげたくなります。後ろに並んでいる人が手伝ってあげればいいんですけどね。

かあさんのおむすびの店
ここでおすすめのメニューは、おむすび定食です。野菜を中心としたおかずはヘルシーなので、多くの人がこれを注文します。

 

平日は日替わりランチがあり曜日によって変わります。もちろん季節ごとにメニューが変わるので飽きることもありません。

 

信州といえばお蕎麦ですが、ここの蕎麦も美味しいですよ!安曇野には行列ができる有名なお店がいくつかありますが、決して引けを取らない手打ちの蕎麦です。

 

この近所に朝から行列ができて午前中には蕎麦が完売するという有名店「あさかわ」がありますが、蕎麦の味は変わりません。わざわざ高いお金を払って並んで食べるよりもぼくはこちらの蕎麦の方をおすすめします。

かあさんのおむすびの店
そして隠れた人気商品がラーメンです。あっさりとした醤油味は上品で魚介昆布系のダシが良く効いています。遠くからわざわざラーメンだけを食べに来る人もいます。

 

併設されている堀金物産センターには地元で採れた野菜や果物も豊富に販売されています。

 

安曇野へ観光に来た際は是非お立ち寄りください。きっと満足できると思います。

黒沢川両岸の桜

 

安曇野市三郷(みさと)地区を流れる黒沢川の千国(ちくに)橋あたりに桜並木が続いていますが、まさに今、見頃を迎えています。

 

訪れる人は少なく人影もまばらです。細い農道があるだけで車が通ることもほとんどありません。草の匂いに混じって時々家畜の匂いが漂ってくるだけの静かな田舎です。

 

そんな静まりかえった里山の小川に見事な桜並木が続きます。川の流れは静かですが、耳を澄まさなくともせせらぎがはっきりと聞こえてきます。

 

ヒバリのさえずりが聞こえてきます。どこで鳴いているのか上空を見上げてもすぐに見つけることはできません。一体いつまで鳴いているのかと思うくらいずっと鳴いています。

あぁ春だなぁ…田舎の春はいいなぁ。

 

春の小川は さらさら行くよ
岸のすみれや れんげの花に
すがたやさしく 色うつくしく
咲けよ咲けよと ささやきながら

 

特にこの歌が好きというわけではありませんが、自然と口から出てきます。この風景にぴったりの歌ですね。

 

黒沢川両岸の桜

 

平日ということもありますがあまり人もいません。

 

カメラを持った人や時々地元の人が散歩している程度です。これだけ多くの満開の桜を少ない人数で贅沢に楽しめます。

 

黒沢川は5キロほど上流の黒沢滝から流れてくるまだまだ川幅の狭い小川ですが、この先上高地から流れてくる清流として有名な梓川と合流します。そしてやがては信濃川となって日本海へ流れていきます。

 

ここで散った花びらはやがて日本海へと運ばれていくんですね。

静かに、しかし確実に毎年この地域の人に春の訪れを知らせてくれる桜です。

 

黒沢川両岸の桜

 

この桜並木は旧三郷村の合併30週年を記念して植樹されたソメイヨシノです。川の両岸に約200本の桜が約1キロにわたって続いています。

 

都会ならこれだけの美しい桜並木があればカメラを持った人で大賑わいになるでしょうが、なんと言っても交通手段のない田舎です。訪れる人もほとんどいません。

 

黒沢川両岸の桜

 

ここには毎年訪れていますが、何も変わっていません。田舎の時間は都会と比べると確実にゆっくりと流れます。

 

また来年必ずくるからね。満開の桜でまた迎えておくれ。

 

安曇野の自転車広場

 

安曇野市には拾ヶ堰(じっかせぎ)という農業用水路が流れていますが、この水路に沿って多くの桜が植えられています。

 

その拾ヶ堰沿いの三郷明盛という地区にはサイクリング用の道路が整備された自転車広場という公園があり、桜並木が今や満開となって訪れる人を楽しませてくれます。

 

拾ヶ堰+桜並木+芝桜+北アルプス、この4点セットの風景を写真で見たことがある方も多いのではないでしょうか?安曇野を代表する風景の1つになっています。

 

ここ数年、ちょうどここから撮った写真がよく紹介されるので、今や安曇野を代表する風景となっています。拾ヶ堰にかかる橋の上はカメラを手にする人でいっぱいでした。

 

中心に写っているのは北アルプスの常念岳です。安曇野へ来ると松本で見るよりもさらに大きく見えます。

この先8月ぐらいまでは山頂付近に雪が残っていますから写真映えがとってもいいんです。

 

晴れていると青空を背景にした常念岳がよく望めます。桜だけではなく新緑の木々や、白とピンク色の芝桜も色鮮やかで美しいんです。幻想的ですらある春の風景です。

 

安曇野の自転車広場

 

ちょうどこの日は日曜ということもあり多くの人で賑わっていました。散歩を楽しんだり、お弁当を食べたり、写真を撮っている人でいっぱいでした。

 

信州のほぼ中心に位置する松本と安曇野は市内でも場所によっては標高差があるので、桜の開花と満開時季が場所によって微妙に違います。それに桜の種類によっても満開になる時季が違います。

 

既に松本市内では満開の時季も過ぎましたた、隣の安曇野市ではところによって1週間以上遅れて桜が満開になっています。

 

安曇野の自転車広場

 

芝桜が素晴らしい!地元の方がボランティアで日頃から手入れをしているそうです。

 

桜並木にそって300メートルにわたりずっと植えられているので、上からも下からも花の美しさを楽しむことができます。

 

安曇野の自転車広場

 

拾ヶ堰から少し離れたところから写した常念岳です。トンビがずっと上空を舞ってました。わずかに写真に写ってます。うまく写真に写るタイミングを狙っていたんですが、やっぱり生き物は難しいですね。

 

もう間もなくすると田んぼにも水がはられ、水面に常念岳が写ります。これがまたキレイ!

 

空も山も木々も水も今が一番輝く季節ですね。田舎の春はのんびりとしていて気持がいいです。都会では味わえない心地の良さが田舎にはたくさんあります。

 

あまり都会には戻りたくありませんね。移住を考えている方、安曇野もおすすめですよ。

  • 松本市

沙田神社と御柱

 

松本市島立にある沙田(いさごだ)神社の御柱祭で、山林から切り出した御柱をえい行する「山出し」が行われました。

 

御柱祭といえば7年に一度行われる諏訪大社が有名です。その御柱祭は昨年開催され、とっくに終わったもんだと思っていたんですが、実は今年松本でも開催されたんです。松本でも御柱祭が開催されているなんて全く知りませんでした!

 

沙田神社と御柱

 

沙田神社は、安曇野にある穂高神社に由来する神様を祀っていますが、神事である御柱祭は諏訪大社に由来するという変わった特徴があります。こういう歴史的なミステリーって考えると面白いですね。

 

氏子達の華やかな衣装もこのお祭りの特徴です。

 

沙田神社と御柱

 

樹齢約120年といいますから、さすがに太い幹です。

 

国道158線という長野自動車の松本インターチェンジから上高地までを結ぶ幹線道路があるんですが、片側を通行止めにして御柱が引きづられていきます。

何も知らずに来た観光客の方は、急に迂回させられて困ったことでしょうね。

 

沙田神社と御柱

 

驚いたことに、御柱祭は今日で終わりではなく、この後クライマックスとなる建立(柱を立てる行事)は9月に行われるといいますから、まだお祭りは始まったばかりです。

氏子達にとってはこれからがまさに本番なんですね。

余談ですが、法被は上下で10000円ほどするそうです。少し派手めなのが特徴です。

 

都会と田舎のイベントの違いについて考えてみました。

 

都会では毎週のように、新しいお店がオープンした、新しいビルができた、テレビでやっていた美味しいお店がある、っていうことで行列ができます。これは日々の暮らしが単調にならないようにするための「イベント」と言えます。

 

田舎にはそんなイベントはありません。イベントの代わりに「お祭り」があります。毎週のようにどこかでお祭りをしています。それが日々の暮らしが単調にならないための「イベント」なんです。

 

しかし、都会と田舎のイベントが全く違うのは、都会のイベントの多くは人工的であり文化的な要素はあまり含んでいません。むしろ商業的な要素を多く含んでいて、常に企画する側には「利益を上げる」ことが最大の目的となります。

 

一方田舎のイベントは自然発生的に古くから行われている文化的な行事がほとんどです。作られたイベントではなく、商業的意味はほとんどありません。全く無いとは言いませんけどね。

 

都会のイベントに飽きた人は是非田舎に遊びに来てください。田舎は退屈だとか刺激が少ないなんてことはありません。毎週のように「イベント」が開催されているので飽きることはありませんよ。

  • 松本市

田舎の花火

 

19時ごろ松本の波田の方向から、「ドーン・・・ドーン・・・ドーン」と、聞き覚えのある音が。

 

もしや花火か!?と思ってカーテン越しに外を覗いて見るとやっぱりそうでした。派手さのない小さめの花火が間隔を空けて上がっています。

 

弱い閃光とともに光の筋がスーッと上空に昇り、一瞬暗くなったかと思うとパッと放射線状に光の輪が広がります。決して色鮮やかではない単色のどこでも見られるような花火です。そして、少し間をおいて「ドーン」。

 

次はどんな種類の花火だろうか、と待っていても打ち上げられる気配はなし。しばらく静寂が続きます。

 

もう終了かな、と思った瞬間に次の閃光が上空に昇ります。
「まだ終わっていなかったんだ」とその時にようやくわかります。田舎の花火はそんな繰り返しなんです。五月雨的な花火なんです。

 

また今年も花火の季節がやってきました。田舎では事あるごとに花火を打ち上げます。田舎では花火は大きなイベントなんです!

 

実は今年になって既に4回くらいは打ち上げ花火を見ていますが、毎年5月頃から10月末ぐらいまでの間、どこかで毎週のように花火が打ち上げられます。多い週は平日でも打ち上げています。複数箇所で同時に花火を打ち上げている日もあるくらいです。

 

花火はだいたい神社やお寺での行事に合わせて打ち上げられることが多いようです。5月と言えば田植えです。豊作を祈ってお祭が各地で開催されますが、そのお祭りの前日に花火が打ち上げられます。

 

そして10月は稲刈りです。収穫に感謝してお祭りが開催されますが、それに合わせてやはり花火が打ち上げられます。

 

城下町松本は神社やお寺が多く、お祭りは数え切れないくらいあります。その多くで花火大会が開催されるわけです。

 

今日の花火大会は何の行事なのかネットや市の広報誌、そして超ローカル新聞「市民タイムズ」で調べたんですが結局わからず。方角から言ってもおそらく明日から行われる沙田神社の御柱祭の前夜祭として打ち上げられたのでは???

 

田舎の花火

 

何発も連続して打ち上げる大々的な花火祭は少ないのですが、間隔を空けて単発の打ち上げを繰り返す決して派手さのない花火大会がほとんどです。田舎の花火大会の回数はホント半端ないくらいの回数なんです。

 

しかし、写真ヘタだなぁ。もっと腕を磨かないといけませんね。

美しい田舎の田園風景を写そうと思ってミラーレスカメラやデジカメまで揃えたんですけど、ほとんど全て「オート」のモードで撮ってます。いわゆる「おまかせモード」です。本当は絞りとか露出にこだわって撮ってみたいんですけどね。

 

基本的に「数多く写せば綺麗に撮れている写真も数枚ある」というスタンスでやっているので、いつまで経っても上達しないんでしょうね。

宝の持ち腐れですね。少し勉強せねば!

高遠城址公園の夜桜

 

ちょうど夕方近くまで桜見物を楽しんでいたので、ついでに高遠城址公園の夜桜も楽しむことにしました。

 

東京では、日中の気温が26度を超える夏日を4日連続で記録していたようですが、まだまだ信州は肌寒い日が続きます。夜は10℃を下回っているのでひんやりと寒く、上着が必要なくらい寒かったです。

 

高遠城址公園の夜桜

 

桜まつりの期間中は、夜間ライトアップやボンボリが桜を照らします。

幹や枝は黒いのでほとんど光を反射しませんが、桜の花だけが光を浴びて闇夜に浮かびあがります。光の角度によっても花が濃く見えたり薄く見えたりするので昼間よりも立体的に見えます。

 

まさに幻想的という言葉がピッタリの夜桜を演出して見せてくれます。

 

高遠城址公園の夜桜

 

高遠城址公園の桜は、「タカトウコヒガンザクラ」と言われ一般のコヒガンザクラやソメイヨシノよりもピンク色が濃いのが特徴です。

 

そのためライトアップされるとより一層ピンク色が濃くなります。闇夜に浮かぶ桜の花はさらにさらにピンク色が濃く感じられます。

 

ボンボリの明かりで艶やかに彩られ、まさに大人の夜桜といった感じです。

 

高遠城址公園の夜桜

 

しかし、夜になって人が減ると思っていたんですが、イヤイヤ全く違ってました。

さほど昼間は車も混んでいませんでしたが、ライトアップに時間に合わせるかのごとく大渋滞となり、城内も人でいっぱいになりました。

 

桜雲橋も人でいっぱいです。頭のすぐ上まで桜の枝が延びています。ライトアップされた桜に包まれて一番の夜桜のポイントと言えます。

 

桜雲橋の下にも降りられるので是非見上げてみてください。絶景ですが、ただし人でいっぱいです。

 

高遠城址公園の夜桜

 

昼間はあまり気にしていませんでしたが、桜雲橋から見下ろした所にある池の水面には桜が写っていました。夜になって水面が暗くなったので、桜の花びら一枚一枚まで見分けられるほどはっきりと浮き上がっています。

 

とにかく寒く花冷えの夜桜でしたが、やはり高遠の桜は噂通り「天下第一の桜」でした。夜桜が特におすすめです。

 

午後7時頃帰ったんですが、駐車場に入ってくる車ですごい渋滞していました。できたら平日に訪れたいですね。サラリーマン辞めて良かったぁ、と改めて実感しました。

高遠城址公園の桜

 

ここ高遠城址公園の桜もやっと満開になりました。

 

全国的にも有名な高遠城址公園に植えられた約1500本のタカトオコヒガンザクラは「天下第一の桜」と称され、全国各地から多くの観光客が訪れます。

 

土日ともなると全国各地から車で桜の見物客がやってくるので、周辺の道路は渋滞でエラいことになります。しかも抜け道などなく道路が1本しかないので、身動きがとれないほど渋滞するそうです。

 

ぼくも今まで渋滞がイヤで一度も行ったことはありませんでしたが、サラリーマンを辞めて自由になったので、はじめて平日に高遠へ桜見物に行くことにしました。

 

朝松本を出て、渋滞する前に到着する予定だったんですが、あいにく雨が降ってきたため予定変更。雨があがる昼過ぎくらいに現地へ到着しました。

 

平日なので比較的道路は空いていて目的の駐車場まですんなり行けましたが、城内はさすがに混雑しています。

 

高遠城址公園の桜
おお!これが噂に聞いていた高遠の桜です。

昔の城跡に桜の木があるのですが、隙間なくいっぱいになっています。あまりの桜の花の多さで地面が薄暗くなっています。

 

古いもので樹齢100年を超えるものもあるということですが、大小さまざまな桜がまさに「乱立」しています。色がほんのりと淡いピンク色でとても上品な桜です。規模の大きさと、可憐な花で圧倒されます。

 

高遠城址公園の桜

 

こちらが有名な桜雲橋です。もちろん渡ることもできますが、下から眺めると桜の花が橋を取り囲んでいるようで美しいです。

 

昨日満開宣言が出されたんですが、日本海側で発達した低気圧の影響で雨と暴風に見舞われ、せっかく咲いた桜も吹き飛ばされてしまうのではないかと心配していたんですが、どうやら大丈夫だったようです。

 

高遠城址公園の桜

 

公園の近くには美術館や天然温泉もあります。一度公園の外に出て、周りを散策してまた再入場することもできますので、時間のある方は高遠城址公園をそとから眺めてください。

 

高遠城址公園の桜

 

天気が良いと、伊那市の町並みが広がり、その先に雄大なアルプスの山々を見ることができますが、あいにくの曇り空で見えませんでした。

 

高遠の桜は地元伊那市民の誇りであり、同時に長野県民の誇りでもあります。

せっかくですからそのまま夜まで残って桜のライトアップも見てきました。高遠城址公園の夜桜については明日の日記に書きますので是非ご覧ください。

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