桃介橋
桃介橋は、大正11年に大同電力(現在の関西電力)社長の福澤桃介によって、読書発電所(よみかきはつでんしょ)の建設資材の運搬路として架けられました。
橋の名前は、建設主の福澤桃介にちなんでつけられています。福澤桃介とは、木曽川に7つの水力発電所を建設し、電力王と呼ばれた実業家です。
エリア | 人気度 | おすすめ度 | |
木曽地域 |
現地アクセスの目安時間
公共交通機関 | 南木曽駅から10分(徒歩) |
自動車 | 中津川ICから40分 |
動画で詳しく紹介します
日本最大級の美しい木製吊り橋
桃介橋は地域の生活道路として利用されてきましたが、老朽化で昭和53年には通行止めになり、取り壊しが何度となく検討されました。
しかし、住民による保存活動が高まり平成5年に周辺の公園整備に併せて復元され近代化遺産に指定され、歩行者専用橋として通行が再開しました。
その翌年の平成6年には読書発電所施設の一部として国の重要文化財にも指定されています。
「桃介橋」は、JR中央本線「南木曽駅」から徒歩約10分の場所にあります。
この付近は木曽川の最大川幅のあたりです。国道19号線と木曽川を同時に跨いではるか対岸まで桃介橋は架けられています。
下から見上げると美しく雄大な景観に圧倒されます。橋桁トラスは木造です。アーチ型にくり抜かれたコンクリート製の主塔の高さは約13mです。
桃介橋が造られた当初は発電所建設資材の運搬を目的としていたことから、橋中央にトロッコのレールが引かれていました。
桃介橋の基本情報
住所 | 長野県木曽郡南木曽町読書 |
入場料 | 無料 |
駐車場 | 無料駐車場あり |
定休日 | 無休 |
公式HP | 【三留野】桃介橋【国の重要文化財】 | ぶらり なぎそ -南木曽町観光協会- |