廃線敷遊歩道

2023年10月15日

旧国鉄篠ノ井線跡が遊歩道に

廃線敷遊歩道とは、長野県安曇野市旧明科町にある旧国鉄篠ノ井線の跡地です。

旧国鉄篠ノ井線は明治35年に開通し、その後昭和63年に廃線となりましたが、当時の面影を残したままのノスタルジックな遊歩道として整備されています。

特に観光地化して補修や整備をしているワケでもなく、あくまでも自然な感じで残っているのがいいです。

公共交通機関	明科駅から2分（徒歩）
自動車	安曇野ICから30分

※乗り継ぎ時間・混雑状況によって変わります。

塩尻～篠ノ井を結ぶ国鉄篠ノ井線は1902年（明治35年）に開通しました。

その後、1988年（昭和63年）に新路線が開通したため、従来の路線は廃線となり、廃線になった旧国鉄篠ノ井線はトレッキングコースとして整備されています。

枕木は撤去されていますが、砂利や架線柱などはそのまま残っています。一つ一つレンガを積み上げて丁寧に作ったトンネルもほぼそのままの状態で残っています。

かつて蒸気機関車が通って、熱気がレンガを焦がしたのでしょうか。トンネルの入口付近のレンガは赤く焦げています。

廃線敷遊歩道は全体で6キロほどですが、三五山トンネル、漆久保トンネル、潮沢信号場跡、数々の古い信号機など見どころはたくさんあります。

JR明科駅から旧第2白坂トンネルまでは約6キロメートル、歩くと2時間30分以上かかるのでそれなりの覚悟が必要です。往復すると倍近く時間を要します。

砂利道が続くのでスニーカーや運動靴じゃ辛いかもしれません。登山靴がおすすめです。

また、廃線敷遊歩道は季節によっても違う景色が楽しめます。紅葉、桜などの季節は観光客もそれなりに増えます。電車で訪れるのであれば、明科駅から廃線めぐりをスタートするのがおすすめです。

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