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【野辺山宇宙電波観測所】高原に広がる異次元空間はまさにSFの世界

一列に並んだパラボラアンテナ

直径45mの巨大なアンテナで宇宙を観測

野辺山宇宙電波観測所へ一歩足を踏み入れると、そこはまさに異次元の空間が広がります。決して長野県の自然を満喫できる観光地ではありませんが、実は隠れたおすすめスポットです。

広大な敷地には、白く無機質なお椀状のパラボラアンテナが整然と並びます。

耳を澄ますと、虫の鳴き声や鳥のさえずり、あとは時折聞こえるカラスの鳴き声が響きます。あとはほぼ静まり返っています。この静けさが独特の雰囲気を醸し出しています。

アンテナの多くは、ほぼ同じ方向を向いて何かに狙いを定めているようで、静かに相手のスキを伺うかのごとく微動だにしません。 宇宙から敵が攻めてくるのをここで待ち構えているような戦場のような雰囲気でさえあります。

パラボラアンテナは、直径30センチ程度の小型のものから大小様々です。パンフレットによると、アンテナは大中小と100台以上あるということです。

中でも圧巻なのは、施設内の一番奥に「鎮座」する世界最大級の大きさを誇る直径45メートルの電波望遠鏡です。すぐ下から見上げるとあまりの大きさに圧倒されます。

1982年に完成し、現在に至るまでずっと観測を続けています。 これまでに天の川銀河の星間ガスの分布から、様々な星がどのように誕生するのかを調べてきました。

天の川の中心近傍に中質量ブラックホールの兆候をとらえたり、生命素材物質の形成過程にせまるなど多くの成果をあげています(パンフレットより一部改訂して掲載)。

つまり、人間の目では到底分からないような宇宙の姿を明らかにしているのが野辺山宇宙電波観測所の役割ということです。

一帯は、何もないような山の頂上付近のなだらかな平地で周りは林とレタス畑が広がり、牧場なども点々としています。そんな田舎町に巨大なパラボラアンテナのような望遠鏡群が広大な敷地にズラリと並びます。

動画で見どころを紹介

野辺山宇宙電波観測所の基本情報

住所長野県南佐久郡南牧村野辺山462-2
アクセス公共交通機関
JR中央本線「小淵沢駅」→JR小海線「野辺山駅」下車、徒歩40分
マイカー
中央自動車道「須玉IC」あるいは「小淵沢IC」よりインターより約30キロ
営業時間8:30~17:00
入場料無料、自由に見学できます。
駐車場無料駐車場あり
定休日12月29日~1月3日は休業
公式HP国立天文台 野辺山
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